2014年2月アーカイブ

ビッグデータなど

他学部の先生(海外研修中?)からとつぜんにメールが届き、3GB超のデータファイルと格闘中だが処理方法を教えてほしいとのこと。まぁ3GBくらいならまだフツーのPCでもなんとかなるけれど、処理プログラム(その海外の友人が作ったという)のほうがどういうものかを見てみないと、なんともね・・・。とりあえず、本学で汎用的な分散処理システムを今すぐに構築することはむずかしいと答えたが、「ビッグデータ」がこうまで身近なものになってきたことにちょっと驚いた。
PCの主記憶が最大640KB(キロ)だった頃に400MB(メガ)程度の経済データを音楽用CDROMに格納する画期的なプロジェクトに参加して、私の顔と指が夕方のMBSニュースに流れたのは、あれはもう30年前のことだったか(人生で最初で最後のTV出演^^)。隔世の感。ただ、最近は環境整備の進化(というか、業者間の競争)にも目を見張るものがあって、「ビッグデータ」などといっても、実は、誰でも容易にすぐにできそうな雰囲気があることにもあらためて驚いてしまう。

東京圏の図書館で「アンネの日記」が組織的に破壊されている一件。米国ユダヤ系団体の副所長が怒りをあらわにして(米国ユダヤ系団体が強く非難)「もし犯人の目的がアンネの記憶を否定し遺産を破壊しようとしたものなら、むしろ、その逆が起きていると知るべきだ」と語ったそうだが、いみじくも、この種の事件の主たる効果(/ねらい)はまさに「その逆」にある。たとえば、差別落書事件の場合には、差別がまだ根強いことを国民に知らしめるというものだった。
国際的な反日謀略という解釈は誰しもまず脳裏に浮かぶところではあるけれど、海外メディアの反応は今のところおしなべて穏健な感じ。たとえばBBCニュース(Anne's diary vandalised in Japan)は、なぜ日本でこんなことが起きたのかはミステリー、としている。かの NY Times でさえ mysterious と言い、Manchester Guardian(私のなかでは「反日新聞」のイメージが濃厚^^)でさえ「大多数の日本人はアンネフランクをよく学習している」などと報じている。まぁ(不謹慎かもしれないけれど)「真相」がどういう筋書きで結着するのか、興味津々といったところ。。

女王の滑り

明日(本日)の会議資料作成の手を休めて、浅田真央のフリーの演技に見入った。カンペキ。生直の純潔、優雅にして気高く、繊細ながら力強く・・・言葉がみつからないが^^、日の本のあらゆる美を集約して体現したような演技。世界で浅田以外には誰にもできない、まさに女王の滑りだ。これを見たかった、これだけでよい。もう、ソチ五輪は大満足。

というわけで、仕事に戻ろう^^。しかし、女王には引退してほしくないなぁ。。

仕事が手につかず

カーリング、中国に勝っちゃった!ほんとにハラハラさせる。第9エンドは、心臓がバクバクして苦しかったぞ^^。今晩0:00からのスウェーデン戦に勝てば、同時刻に行われる中国=スイスの勝者と、明日、準決勝進出をかけてタイブレーク。こうなるんだったら、まことに悔やまれるのはアメリカ戦、あれに勝っときゃ、もっと楽だったのに・・・。

おかげで今夜は、まずカーリング、そのあとジャンプ団体戦。ジャンプ団体は、これでもし金メダルをとれば、葛西の20年来の呪縛も解き放たれる。まぁ、本日はもう夜なべはやめよう。あぁ、オリンピックって、ホントに素晴らしいものですね。

ps. 先日の織田の号泣場面が、YouTubeにアップロードされている模様。
織田と高橋の友情が熱い

SV600, 織田, 原田物語

ScanSnapの新モデル SV600。大型本の精密なスキャンには、やはりブックプレッサーと呼ばれる付属品が必要だ(波打って曲がったままスキャンしたものを平面に調整する技術は発展途上で未だ限界がある)。しかしメーカー純正の付属品は15000円と高額。そこで、板ガラスのオーダーメード屋さん(コーワガラス)に透明ガラスを注文してみた(2500円)。これが大成功。絶版の大型写真本などを快適にスキャンできる。願わくは、もうすこしスキャン領域が広ければ・・・(大型の美術本や写真本では見開きスキャンができない、計ったようにギリギリのところで切れてしまうので意図的なものではないかと訝りも・・・^^)。

羽生の金メダルでめでたく終わった決戦から一夜、フィギュア三銃士はテレビ各局からひっぱりダコの様子。たまたまテレビをつけると、現地の三人と、日本のスタジオにいる織田信成が衛星対話している場面だった。織田は、先輩らしく冷静に、まず羽生や町田をねぎらい活躍をほめたたえたが、高橋との対話になると「大ちゃん」と名前を呼んだ後は涙で言葉がつまり、会話にならない。しばらくしてようやく「ずっと苦労を見てきたから・・・」と、しぼりだした。同席のゲストもテレビの前の視聴者も、織田はいいヤツだと、もらい泣き^^。でも、あとで思うに、人目をはばからずに顔をくしゃくしゃにする織田の姿はちょっと奇異。「演技」にとる人もいるのでは。。

レジェンド葛西は、リレハンメル五輪ジャンプ団体戦に出場したが、原田雅彦の大ポカのおかげで金メダルを逃した。ケガで出場を断念した長野五輪団体戦を「勝つな、絶対に勝つな」と祈りながら見ていた話は有名。長野の団体金メダルは、実は原田ではなく岡部の大ジャンプで勝ちとったものだけれど、「原田物語」は一人歩きして、原田は一躍ジャンプ界のヒーローに。その後の日本ジャンプ界の低迷と「原田物語」は無縁ではない。代表コーチ原田のトボけた口調のインタビューに、日本じゅうがジリジリした時期もあった。リレハンメルで逃した金を追い求めて、葛西は所属先を転々としながら40歳をすぎても競技を続けた。「原田物語」を思い出すと、未だに、悔しくて眠れないらしい。その葛西が20年の時をへてメダルをつかんだ。しかし、NHK生中継の解説者は、原田雅彦^^。相変わらずトボけた口調で、いけしゃあしゃあと「葛西は苦労人ですからね〜」などと語るものだろうか(まぁ、そうするしかないか)。

カーリングなど

カーリングを最初に見たのは長野オリンピックのとき。滞在先の英国で見たんだけど、BBCが、なぜか、日本のある女子選手ばかりをしきりにクローズアップしていた記憶がある(たしかに典型的な雪国美人だったが・・・^^)。でも、奥深くて未だによくわからない。のんびりと石を氷上に滑らせているように見えるけれど、とてつもなく体力を消耗するらしい。石の滑り具合・曲がり具合とか、石が衝突した際の作用反作用などの緻密な計算が必要なようだ。単純にチカラで攻め続けて守り続ければよいのではない。先を読んで相手のいやがる位置に石を置き、相手に最小得点をとらせるための戦略を練る。このあたりはいかにも英国発祥のスポーツという印象。なにより、2時間以上にわたって、のらりくらりとやっているように見えて、実は、一瞬にして戦況が逆転する。あのスリルは一度味わうと病み付きになる。
というわけで、昨日(本日未明)も、2時間以上にわたって、日本=アメリカ戦の中継を凝視^^してしまった。ポイントは第4エンド、日本の第6投。日本チーム複数得点のチャンスが、一瞬にして、アメリカ側大量得点の局面に変わってしまった。なんとか大量得点は逃れたけれど、4連敗中で不調のアメリカチームを完全に元気づけてしまった。あの時点までの楽勝ムードのなかで、若干の気の緩みはなかったか。残念な敗北だった。

高梨紗羅、あれほど愛くるしい17歳を私は知らない。惜敗でもない、惨敗などではもちろんなく自滅したわけでもなく、単にたまたま調子が悪くて4位に終わっただけという印象。試合後のインタビューでの受け答えも素晴らしいものだった。ご家族や山田いずみコーチの人格教育の賜物だろう。王者の風格も既にそこはかと・・・。まぁ、これから先の12年は連戦連勝だ。

それに比して、スケボー(ハーフパイプ銀銅)の男子連中の口のきき方はもうすこしなんとかならないものだろうか。ズタボロの服装を非難され、プレス会場で「ちっ・うっせえな」と不良用語を吐いた国母とかいう男のイメージが強すぎるのかもしれないけれど、コーチ陣が頼りないのではないかと思う。ああいう男子を見ていると、道を踏み外さないかと(他人ごとながら)心配になってしまう。

相関と偏相関

昨日は、本学大学院の修士・博士論文の最終審査。役職上、朝から控室に陣取って審査の成り行きを見守っていたが、退屈なので博士号候補の人の論文をながめてみると・・・う〜む、珍妙なデータ分析をやっている。こりゃあかんだろう。というわけで、博士論文の審査会場に乱入して、言いたいままに、当該論文をコキおろしてしまった^^。でも、本人は自分の誤りに気づいていないのだから、誰かがどこかで指摘しておかねばならないことだ。本審査担当者の寛大でオープンな対応には感謝したい(すこし呆れておられたかも^^)。

その場でも話題にしたんだけど、相関と偏相関の違いは重要だ。

Yという変数の動きに影響を与える二つの要因(AとB)があるとする。Aが増えるとYが増え(図の青い矢印)、Bが増えるとYが増える(図の黄色い矢印)という関係にあるものとしよう。

このとき、YとAの相関係数がとらえるものは、AとBの影響の総和としてのYの変動(図の緑点線の長方形)と、Aの変動との関係である。つまり、相関係数には他の変数の影響が含まれてしまう。

しかし、回帰分析を行うと「偏相関」を計測できる。つまり、Aの影響のみによるYの変動(図のオレンジ点線の長方形)と、Aの変動との関係をとらえることができる。偏相関(回帰分析)では他の変数の影響が除去される。

この違いが顕著にあらわれるのは、たとえば下図のような場合。

AとBはいつも逆方向に動いていると仮定しよう。すると、Aの影響はBの影響に相殺されて、Yはほとんど変動しなくなる。

このときには、YとAの相関係数はゼロに近い値となり、AはYにまったく影響を与えない(AとYは無相関の)ように見えてしまう。こういう場合には、他の変数の影響を除外した偏相関を見てやらねばならない。

あの場で本審査員の一人から指摘されたことなんだけど、生活保護率と離婚率の相関係数は、全国では+となるが、大阪ではーとなる。しかし、生活保護率を被説明変数にして回帰をやると、全国でも大阪でも離婚率の係数は有意に+となる(つまり、偏相関は全国でも大阪でも+)。これはどう解釈できるだろうか。

残念無念

ソチ五輪開幕。開会式で、五輪が四輪にしかならなかったハプニング。英国 Independent 誌が、何かを暗示するものと言っている(中国と日本を軽視する含意だろうとのこと、この新聞はこういうアホな記事が多くて面白いからリーダーに登録している^^)。

4年前の2月12日にこのブログに書いた記事を読み返してみた(こちら)。わたし、実は8年前に、ある酒席で「上村は次の五輪で必ずメダルをとる」と予言していたのだった。しかし、4年前に上村愛子は4位に終わり、母親から手製の大きな金メダルをもらって泣きじゃくっていた。あの上村が、再々度(五たび)帰ってくる。

徹夜で女子モーグルのライブ中継をハラハラしながら観戦。上村がギリギリの6位で準決勝を通過したときに、これは神の粋な計らいだと信じることにした^^。今度こそ間違いない、悲願のメダル獲得を予感した。決勝は、最後の一人を残して上村は3位。最後の選手がミスを連発して滑り終えたとき、これはもうやはり天のみごとな配剤、上村は銅メダルだと確信して「よっしゃ〜」と叫んだのに・・・^^。最後の選手の採点は明らかにおかしいと思う。実に無念な結果に終わってしまった。試合後の上村のさわやかなインタビューには感動したけれど、上村愛子とともに歩んだ私の8年間^^がこんなに残念なかたちで終わってよいものだろうか。。

しかし気を取り直して、次に期待するのは浅田真央の金メダル。4年前に、かのバンクーバ五輪の大舞台をたった一人で闘い抜いた真の女王だ。浅田真央とともに歩んだ私の4年間^^には、最高の褒賞でケリをつけたいものだ^^。

不思議なこと

9年ほども使い続けてきたキャノンのインクジェットプリンタ。ほぼ毎日のように使用、特にここ数年は2週に1回くらいのペースで、少人数クラスの配布資料などをカラー両面印刷で総数100枚以上出力していた。

でも一昨日のこと、たまたまアマゾンで検索していて、最近はフラグシップのプリンタでも1万円台で販売されていることを知った。そして、ほぼ衝動的に、最新型のものを注文してしまった。いくつかの新機能を試してみたくなったし、そろそろ予備を準備しておこうという気持ちもあった。新旧2台を並存させるつもりでいた(実は、プロ仕様のどでかいA3プリンタがもう1台あるが^^)。

そうしたら、なんとも不思議なことに、ちょうどその翌日から、使い続けてきた古いプリンタの電源が入らなくなった。どうやら「突然死」のようだ(昨日まであんなに元気に働いていたのに)。まるで、古いプリンタが、役目を終えたことを自らさとって、(狭い部屋のなかの)プリンタ設置場所を譲ってくれたように思えた。長い間ありがとうと呟きながら、きれいに埃を落としたが、こいつは廃棄したくない。レンタカーを借りて、書庫(物置部屋とも、研究室のこと^^)に移動させよう。

そういえば同様の不思議な体験が学生時代にもあった。ある日、あることで、人生はじめてというほどに、とてつもなく落胆し絶望したことがあった。ちょうどその翌日、気がつくと、中学生の頃から使い続けてきた腕時計が、ピッタリ止まって動かなくなっていた。こちらも「突然死」。まるで、古いこだわりにはきっぱりと踏ん切りをつけて新しいことをはじめなさいと、時計が語っているように思えた^^。

プリンタと腕時計の両者に共通するのは、強く意識することはないけれど、仕事や日々の暮らしのなかでの依存度が非常に大きいこと。そして、長持ちしてくれという、持ち主の念。神さまはあちらこちらにいて、いつも私たちを守ってくれている。全てのものに神は宿るのだから、祈りは通じるのだ^^。

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