カーリングを最初に見たのは長野オリンピックのとき。滞在先の英国で見たんだけど、BBCが、なぜか、日本のある女子選手ばかりをしきりにクローズアップしていた記憶がある(たしかに典型的な雪国美人だったが・・・^^)。でも、奥深くて未だによくわからない。のんびりと石を氷上に滑らせているように見えるけれど、とてつもなく体力を消耗するらしい。石の滑り具合・曲がり具合とか、石が衝突した際の作用反作用などの緻密な計算が必要なようだ。単純にチカラで攻め続けて守り続ければよいのではない。先を読んで相手のいやがる位置に石を置き、相手に最小得点をとらせるための戦略を練る。このあたりはいかにも英国発祥のスポーツという印象。なにより、2時間以上にわたって、のらりくらりとやっているように見えて、実は、一瞬にして戦況が逆転する。あのスリルは一度味わうと病み付きになる。
というわけで、昨日(本日未明)も、2時間以上にわたって、日本=アメリカ戦の中継を凝視^^してしまった。ポイントは第4エンド、日本の第6投。日本チーム複数得点のチャンスが、一瞬にして、アメリカ側大量得点の局面に変わってしまった。なんとか大量得点は逃れたけれど、4連敗中で不調のアメリカチームを完全に元気づけてしまった。あの時点までの楽勝ムードのなかで、若干の気の緩みはなかったか。残念な敗北だった。
高梨紗羅、あれほど愛くるしい17歳を私は知らない。惜敗でもない、惨敗などではもちろんなく自滅したわけでもなく、単にたまたま調子が悪くて4位に終わっただけという印象。試合後のインタビューでの受け答えも素晴らしいものだった。ご家族や山田いずみコーチの人格教育の賜物だろう。王者の風格も既にそこはかと・・・。まぁ、これから先の12年は連戦連勝だ。
それに比して、スケボー(ハーフパイプ銀銅)の男子連中の口のきき方はもうすこしなんとかならないものだろうか。ズタボロの服装を非難され、プレス会場で「ちっ・うっせえな」と不良用語を吐いた国母とかいう男のイメージが強すぎるのかもしれないけれど、コーチ陣が頼りないのではないかと思う。ああいう男子を見ていると、道を踏み外さないかと(他人ごとながら)心配になってしまう。