9年ほども使い続けてきたキャノンのインクジェットプリンタ。ほぼ毎日のように使用、特にここ数年は2週に1回くらいのペースで、少人数クラスの配布資料などをカラー両面印刷で総数100枚以上出力していた。
でも一昨日のこと、たまたまアマゾンで検索していて、最近はフラグシップのプリンタでも1万円台で販売されていることを知った。そして、ほぼ衝動的に、最新型のものを注文してしまった。いくつかの新機能を試してみたくなったし、そろそろ予備を準備しておこうという気持ちもあった。新旧2台を並存させるつもりでいた(実は、プロ仕様のどでかいA3プリンタがもう1台あるが^^)。
そうしたら、なんとも不思議なことに、ちょうどその翌日から、使い続けてきた古いプリンタの電源が入らなくなった。どうやら「突然死」のようだ(昨日まであんなに元気に働いていたのに)。まるで、古いプリンタが、役目を終えたことを自らさとって、(狭い部屋のなかの)プリンタ設置場所を譲ってくれたように思えた。長い間ありがとうと呟きながら、きれいに埃を落としたが、こいつは廃棄したくない。レンタカーを借りて、書庫(物置部屋とも、研究室のこと^^)に移動させよう。
そういえば同様の不思議な体験が学生時代にもあった。ある日、あることで、人生はじめてというほどに、とてつもなく落胆し絶望したことがあった。ちょうどその翌日、気がつくと、中学生の頃から使い続けてきた腕時計が、ピッタリ止まって動かなくなっていた。こちらも「突然死」。まるで、古いこだわりにはきっぱりと踏ん切りをつけて新しいことをはじめなさいと、時計が語っているように思えた^^。
プリンタと腕時計の両者に共通するのは、強く意識することはないけれど、仕事や日々の暮らしのなかでの依存度が非常に大きいこと。そして、長持ちしてくれという、持ち主の念。神さまはあちらこちらにいて、いつも私たちを守ってくれている。全てのものに神は宿るのだから、祈りは通じるのだ^^。