2014年3月アーカイブ

Appleの規律?弛緩

OS X を Mavericks に変更してから、iMacのデスクトップでアイコンの配置が自由にできずフォルダを開くのに異常に時間がかかる等の問題、いまだに解決の兆しなし。MacBookProでは /cores になぜかどんどんコアダンプがたまり内蔵ディスクの空き容量50GBほどが数日で消滅してしまうが、こちらは /etc/hostconfig を書き換えて解消(したはず)。AppStoreアプリはまったく遅いうえに、表示される情報が不正確で、何をいつどうアップデートしたのかがよくわからない。

iOSアプリもヒドい状況で、NewsStandで継続購読中の「週刊ダイヤモンド」と「週刊エコノミスト」は閲覧ソフトが障害アリでどうにも使いづらく、いずれ解消されるだろうと期待して待ったが、とうとう半年のあいだ修正はなされずじまいだった(4月からは、閲覧ソフトがまともに動く「週刊東洋経済」のみを購読延長とした)。MagaStoreがトンデモないアップデート版を一度ならず二度までも公開して、購入済み書籍が消えた顧客(私を含む)から非難ごうごうだったことは記憶に新しいが、たったいま「ロングマン現代英英辞典」をアップデートしたら、これがまたどうにも使い物にならなくなってしまった。

コンピュータソフトだけではなく、駅の看板や道路標識、あちらこちらのWebサイトの構成などを見ても、作成者に向かって「オマエはアホか」と言いたくなるような「作品」に出会うことが多くなった気がする。(若年人口減少に伴う)開発者世代の能力と教養の低下?あるいは管理者世代の能力と規律の低下?まぁ、私が歳とともに(あるいは雑務に追われて)イライラと短気になってきたからだけではないと思うんだけどな(短気は若い頃からで、齢とともにイラつくことはめっきり減ってたんだけれど)。

ドベコット

明年度からはじまる情報処理資格講座のなにがしかの参考に、ということで、大阪市内で開催されていたLPIC(Linux技術者認定試験)のセミナー(サーバ構築基礎講座)をのぞいてみた。参加者の大半は、見るからに、若い新米?エンジニアたち。場違いかとも迷ったけれど、白髪まじりの人もけっこう多かった(どういう人たち?って自分もそうなんだけど^^)。実地演習はなく、基本事項の解説とデモンストレーションのみ。10:00から16:30まで(昼休み1時間)ひたすら講師が喋りまくっていたが、流ちょうで明快な語り口と講座全体のスムースな流れは、出色。この種のセミナーでは喋りが下手な講師が多いんだけど(失礼^^)、この人は素晴らしかった。単に慣れているというだけではなくて、毎回の準備と反省にかなりの時間を費やして講座内容を洗練している様子が容易に想像できた。ちなみにこの人は法学部卒、一見とっつきにくそうな用語の意味を語源から説明しようとするあたりはお見事、「曇りひとつない」解説を目指す姿勢にはどことなく法律専攻の素養も感じられて、とっても好感が持てた。

内容的にも勉強になった箇所があって、DNSゾーンファイルの書き方などはあれだけ明快に説明してくれると誰でも10分で理解できるし、システムログを端末でリアルタイムに更新表示させるtips(tailコマンドに -f のオプションをつける)とか、いろいろな最近の?動向など。まぁしかしアレだ、還暦近いプレイヤー(誰の事?^^)がまったく違和感なく楽しめるのだから、基本は変わらないということ、若い頃に基本を身につけておくことはホントに大事なことだ(ということなんだろう)。

ところで、一点だけ面食らったことがあって、講師が「ドベコット」というコトバを何度も繰り返していた。ドベコット、ドベコット、はてさていったい何のことやら・・・テキストを注意深く見て、ようやく気づいた。dovecot(ダヴコット) という横文字を「ドベコット」と読んでいるんだ。実はずっと以前から気になっているんだけど、この世界に住まいする人たちの英単語の読み方だけは、いただけない。warning(警告・ウォーニング)を「ワーニング」、このあたりはまだ想定内だけど、false(偽・フォールス)を「ファールス」と言われてはちょっと戸惑ってしまうよね。。

コピペ再々

ある留学生の研究報告、フザけた代物が出てきたのが2月末。今年度最後の研究科委員会でバッサリと不合格にすればよかったものを、温情で再提出を認めたばかりに、泥沼化してきた^^。何人かの同僚には「オマエは甘すぎる」と個人的にお叱りをうけたけれど、先達のアドバイスにはやはり素直に耳を傾けるべきだったか。。

お話かわって、留学生の場合、とびきり優秀な子がいる反面、理解に苦しむ言動に遭遇することもまれにある。私が過去に接した学生のなかでコピペのチャンピオンとでも呼ぶにふさわしい子がいたのだが、学位論文の指導時には、とにかくすべて人任せの学修態度にあきれてしまった。論文のコアになる部分で、いくらなんでもこれくらいは自分で考えろとつき離した数学の問題(といっても、日本の中学〜高校レベルの問題)があったのだが、解説サイトを教えて当該部分(教科書の20ページほど)をじっくり読むように指示したものの、二週間ほどのあいだ読んだ気配もなく、「わからない・苦しい」とメールを送り続けてきて、けっきょく、こちらが答を教えざるをえなかった。
初等数学の教科書を読む学力・忍耐力が本当に無いのか、あるいは、たかだか数時間の労力も惜しいのか(サイドビジネスで忙しい?)、はたまた、泣きつけば人がやってくれるとタカをくくっているのだろうか。とにかく、どう考えればよいのか、解釈不能なのだ。

ドタキャン、Daining

昨日(月曜)は午後2時に仕事は終了、夕方に卒業生の一人と食事をしようと約束していたので、時間をつぶしながら彼を待った。すると、午後4時をすこしまわったところで彼から携帯メール。「どこへ行けばいいですか?」「大学に決まってるじゃん、待ってるよ」・・・(10分ほど連絡が途絶え)・・・「いま遠くにいるので、到着が遅くなりますが大丈夫ですか?」「いいよ、待ってるよ」・・・(10分ほど連絡が途絶え)・・・「今日は、けっきょくナシってことでいいですか」「なんでやねん、メールじゃ反応が遅くてダメだ、携帯番号を教えてくれ、電話で話そう」・・・(これ以後、今に至るまで返事はなく、音信不通^^)。会いたくないのなら、自分から「会いたい」なんぞと連絡してくるなよ^^。ちなみに、こちらは、プライベートな予定をキャンセルしたうえに、シャイなキミのことだからボクとの1対1ではつらいかもしれないと思って、もう一人気軽に話せそうなOBに声をかけて同席してもらう予定だったんだよ・・・^^。

というわけで、とつぜん夕食の予定がなくなり、トボトボと帰路につく。最寄り駅を降りたところで、家族を呼んで、地元のカフェバーに入ってみた。新装開店からすでに半年以上になるが、入り口の電光掲示板に「Lunch & Daining」と表示されている。帰路にかならず見るので、これがずっと気になっていた。 Daining というのは、Dining のスペルミスか、それとも敢えてそうする深い意味があるのだろうか。じっさいに入ってみると、料理は良くて料金もおどろくほど安く、とても良いお店。で、会計を済ませたあとに、なぜ Daining なのか聞いてみた。シェフとウェイターは「え!?」と叫んで店の外に飛び出し、電光掲示板を確認。シェフとおぼしき女性が「わてら、アッホや〜」と叫んだ。しかし、彼らは見るからに新しく雇用された人たち(オーナーでない)。真相はまだ不明。

なお、さいきんの外食で飲む酒は「角ハイボール」ばかり。焼酎メニューを見ると、だいたい、ガッカリするから(ボッタクリに近い店が多いように思うんだけど・・・^^)。逆に、単に「芋」と言ったときに「白波」あたりが(なみなみとつがれて)出てくるとホントにうれしくなる。地元だとJR西九条高架下の「せぞん」、料理も三つ星。以前は夕方の早い時間帯によく通ったんだけど、口コミで人気急上昇?、最近はいつも満員。

一週間前の卒業式のあと、足底腱膜炎が10年ぶりに再発した(久しぶりにはいた靴があわなくなっていたらしい)。じっとしていると何ともないが、歩き出すと痛みだして、数分で歩くのがつらくなる。学部再編やら教職申請やらで、とにかくメタメタに忙しかった教務委員時代にいちど発症したものの、知らぬ間に直っていたんだけれど・・・ここのところ(ソチ五輪の徹夜観戦あたりから^^)、ちょっと強行スケジュールが続いたかな(怠け者のボクにしては強行、他の人にはアタリマエのことかもしれんけど^^)。

コピペふたたび、ほか

コピペ検知ソフトの導入すすむ(毎日新聞)。コピペが発覚した場合の損害(経費)試算額は5000万円以上で、数千万円の検知ソフトを導入しても採算がとれるとか(diffがdifffになっているが・・・^^)。ある科学論の専門家は「(教育を充実して)コピペが許されない重大行為であることを学生たちに認識させるべき」と語ったそうだが、「なぜ許されないのですか?」と反論されたときにこの人はなんと答えてきたのだろうか。

(民族論文化論世代論などはナンセンスだけれど)「許されない重大行為」なんてものは個々人の価値観により異なるはず。ここはやはり経済学(下部構造^^)の出番だろう。コピペに限らずたとえば盗難や不法就労問題などなど、さいきんは大学で日常茶飯事のようになってきた珍事の発生率を、組織として抑えるためには、(あたりまえのことながら)発覚のリスクを高めると同時にペナルティをより重くすること、つまり犯罪の期待コストを高める以外に有効な手立てはない。外部不経済、つまり他者(多くの場合は「同胞」の他者)への迷惑などということは説明してもまったく効果がないように思うが、信頼関係の崩壊といったことについては、囚人のジレンマでも引用しながら長期的利益の減少をもたらすとでも説けば、多少の効果はあるのかも。。

ところで、最近、文書の作成量が増えて(とくに事務文書)、通勤電車のなかや喫煙コーナー^^でiPadでテキスト入力したものを、自宅のiMac/MBP(TeX/Pages)で最終処理という作業形式がだいぶ板についてきた。来たる4月に予定されている構内喫煙コーナーの縮小にあわせて、大学正門付近の某喫茶店での作業も増えるだろう(ここが根城になってしまうかも^^)。というわけで、iPad用のキーボードカバーを購入してみた(Anker)が、これは失敗。キーボード自体は良いものだが、iPadのカバーとして併用すると持ち運びが不便になる。試行錯誤の末に、利用を断念。

今年は(消費税増税の関係から?)出荷を早めたという赤霧島(2014春)、注文していたセットが届く。春宵一刻値千金、準備万端で桜の開花を待つのみ。

大阪市長選、とうぜんのことながら、投票所に向かう。今回は、倍旧の切なる願いをこめて、投票を済ませた^^。

卒業式



卒業おめでとう、明日からは世界がキャンパスだ
 3月17日「世界の市民」が本年も巣立ちます



日経新聞3月17日(大阪版?)に桃山学院大学の一面ぶち抜き広告が掲載された。すこし(いえ、かなり)感動した。デジタル版には掲載されていなかったので、新聞一面を二度に分けてスキャンして、Photoshopで結合、簡易レタッチ(修正ブラシのみ)で新聞の皺や裏うつりを消した後に、保存(個人観賞用です)^^。

それにしても、高校・大学・大学院と自分の卒業式にも出たことがない愚か者が、役職上、ガウンを羽織ってヒナ壇に座り、成績最優秀者(総代)に学位記を授与するとは、人生はまことに異なもの味なもの^^。しかし、うちの学歌はむずかしくて未だに覚えられない。式の途中に何度も歌われる聖歌もすべて、キーが高すぎてまったく歌えない(歌いたいんだけど、口パクするしかない)。

ゼミの優秀生が、検査で疾患が見つかり、海上自衛隊からの内定を取り消された。幸か不幸か、彼にとっても良かったのか悪かったのか・・・ゼミ生を自衛隊に送り出すはじめての機会を逸した。

剽窃

さいきんは機関リポジトリというものがあって、各大学は、博士号取得者の博士論文(全文)を審査報告書とともに公開している。これのおかげで、STAP細胞論文の筆頭著者O氏の博士論文における剽窃疑惑は、さらに、筆頭著者と同じ大学(W大)の無関係の人たちの剽窃疑惑にまで飛び火をはじめたようだ(STAP細胞論文の疑惑)。O氏はすでに博士論文の取り下げ(つまり博士号の返上)を申し出たそうだが、W大がO氏の博士号を取り消せば、他の無関係の大量の博士号も取り消さねばならない事態となりかねない。ことはW大だけにとどまらず、そのうちに剽窃チェックマニアが多く出現して、全国の大学の博士論文が標的になるだろう。かつて、ディプロマミル(学位販売業者)から博士号を買った教授が何人か発覚した有名大学などは、きっと大惨事になるのだろう。とりあえず、剽窃チェックソフトの餌食にならないように、リポジトリには論文を画像で保存、OCRソフトも効かないようにロックをかけておく必要があるね^^。

しかし、近い将来にチェックマニアの裾野は広がって、一般性の高い人文社会科学系の研究が多くターゲットとなるのではないだろうか。おりしも、つい半月ほど前に、侃々諤々の議論の末に、ある博士論文の審査報告書の書き直しを認めさせたところ。(審査員ではないので)論文本体のコピペまでチェックする余裕はなかったが、せめて審査報告書はちゃんとしておいてくれと、役職柄、真剣に要請した^^。

なお、コピペについて面白いことを言う人もいるらしい(写真が違っていたら『眠たかったから』と言えばいい)。コピペなど罪でもなんでもないという主張だが、これは明らかにおかしい。先行研究の概要を紹介するくだりなどは慣れない外国語の文章を自作するより、ネイティブの文章をそのまま引用したほうが効率的だし、読者にもそのほうがずっと読みやすい。たしかに、論文の根幹ではない部分のコピペにはある程度まで目をつぶるという慣習はある(ようだ)けれど、万国共通の基礎知識を説明した文章に著作権が発生しないというのは間違い。たとえば、言葉を選んで分かり易く説明する工夫には著作権が生じるはずだ。

剽窃、抜け穴

plagiarismとかコピペともいう。つい最近(現在進行中)本学でも、ある研究報告書にこれが発覚して(というか、一目で丸わかりのレベルなんだけど)、ちょっとした騒ぎになったばかり。ここのところ世間で大騒ぎになっているNature誌のO論文とはレベルがあまりに違いすぎるし、剽窃の動機もまったく違うように思うけれど、根本の原因(チェック体制の甘さ)はいずこでも同じなのかも。。

その学内での剽窃に関わって、ここ数日、留学生ビザのことやらその周辺の事情などについて、少しだけ知識が深まった(自分の無知がよくわかった、1ヶ月分の電話を1日でかけまくった気がする^^)。ビジネスの実践が必須などと書かれた研究計画を迂闊に認めてしまうと、えらいことにもなりかねないんだなぁ。逆に、それが目的だったとまでは深読みしたくはないけれど、まぁ、用心にこしたことはないようだ。世のなかには、抜け穴(loophole)を虎視眈々とねらう人もいっぱいいるんだね(みずからの平和ボケを少しは反省?)。

「兼八」全種制覇

先週末に注文していた「森のささやき兼八」が届いた。兼八原酒に他社の減圧種をブレンドしてオーク樽で数年寝かせたものらしい。まぁアレだ、「天使の誘惑」とか「マヤンの呟き」とか、焼酎かブランデーかわからんようなのと同じ路線だ。「兼八」の名を冠したものでこれだけは期待はずれ、好みの味ではなかった。

しかしこれで、「兼八」は全種を制覇?かな^^。常飲の一升瓶は、残り半分くらいになると次の予備を発注するのが習慣化しつつある。大阪市内の酒屋では市価8000円ほどもするプレミア酒を、庶民にも手が届く定価で通販してくれる良心的な蔵元と酒屋さんに深甚なる謝意を表したい^^。どれくらいプレミア化しているかというと、実は「森伊蔵」よりすさまじく、昨年秋に抽選で定価購入した「極み香」(兼八の新酒)などには、楽天市場で70000円の値がついている(「森伊蔵」の3倍の高値・・・^^)。

焼酎一升に数万円の値がつく、このバカげた狂奔をたきつけた張本人は、有名なワインのソムリエだそうだ。しかしまぁ、このソムリエご自身のお気に入りは「魔王」だそうだから、まぁこのソムリエの情報はあんまりアテにならない。市場原理がダメなんじゃなくて、情報の非対称性が問題なのだろう。

sed,awkして船山登る

京都のD大学で開催されている統計学会へ。グラウンドだった所に立派な建物ができていて、そこが会場。なかに入ると、広大なラーニング・コモンズやらPBL支援センターやら、近年耳にするようになった新しいアイデアがすでに実現されているのを目のあたりにする。しかし、あたりを散歩してみると、まぁやはり、非常勤で出張講義をしていた頃とそんなに変わらない。

ビッグデータのセッションでは、あいかわらず「データサイエンティスト」の評判が芳しくなく・・・^^。米大統領選で230万人のサンプルを集めた新聞社の予測が外れた話(3000人のサンプルでの予測は的中した、リテラリー・ダイジェストの話)とか、200万ものビッグデータがあるのなら200万人に1人しかかからない病気の分析でもすればよかろうにという質問に、いや200万人のうちのたった1人の顧客を掘り当てようというのがロングテールなんだとか、比較的にとっつきやすい話が多くて面白かった。しかし、Rは実はビッグデータには使い物にならない(商用Rを使いなさい)という話はほんとうだろうか。データの「前処理」との関係でDOS窓やUnixコマンドの「重要性」が強調され(だから、ボクは20年前に私情協ジャーナルに「どんなデータにも対応できるという意味でプログラミング能力はデータ分析には必須」と書いたのだ^^)、標題のパロディをはじめて聞いた。講演者によると、DOSコマンドを知るか知らないかの境目は40歳とのことだったが、debug(デバッガ)やmasm(8086マクロ・アセンブラ)まで知っているのはもうすこし上だね。

レイルウェイ

午前中に鶴橋で所用を済ませたあと、神戸市立博物館のターナー展へ。混雑していてよく見えなかったので、なにはともあれ図録を購入して早々に退散。そのあと、三宮駅前で映画 The Butler(大統領の執事の涙)を観た。ラストキング・オブ・スコットランドの Forest Whitaker が主演。独裁者の脂ぎったイメージから一転して、穏やかな印象。ジェーン・フォンダがレーガン大統領夫人を演じていたが、あんな顔だったかな。

洋画を見るのはひさしぶりだったので、上映前に流される別の映画の予告編に見入ってしまった。コリン・ファース+ニコール・キッドマン+真田広之の「レイルウェイ」、これは面白そう。カレンダーに封切り日(4月19日)をメモ。英国史上最大の敗北とも白人支配の終焉ともいわれるシンガポール陥落。この直後にはじまる「死の鉄道建設」。そのとき捕虜として虐待を受けた英国兵士(コリン・ファース)が、数十年後に、当時の日本軍通訳(真田)を追い詰めるというストーリーらしい。捕虜となった英国兵士の台詞 "the Jap said we weren’t men. real men wouldn’t die of shame" 予告編の字幕は「(日本兵は)生き恥を晒すより死を選ぶ男達だ」、カッコよすぎる和訳。
それにしても、脇役のステラン・スカルスガルドが、とても懐かしい。ずいぶん老けたが、エミリーワトソンと共演した「奇跡の海」はよく覚えている。そうそう、エミリーワトソンといえば D.D.ルイスと共演した「ボクサー」もよかったが、D.D.ルイスといえばやっぱり The Unbearable Lightness of Being か、などと、芋づる式に昔に観た映画のことを思い出す^^。

タクシー料金など

世間はあんまり騒いでいないようだけれど、4月から、タクシー初乗り料金が(法により強制的に)660円以上となる。

一回生向けの経済学入門講義でいつも最初にとりあげるミクロ経済学の応用問題 --- 政府がこんな規制をかけると、誰が得をして誰が損をするだろうか --- 明らかに消費者は損をする。消費者余剰は減少して、タクシー利用(需要)量は減る。料金単価は上がるので、法人の固定客を持つ大手タクシー会社の生産者余剰はすこしは増えるかもしれないが、低料金で客を集めてきた中小タクシー会社の収益は減少する。さらに、タクシー運転手の総数が減少して、失業率が上がるだろう。500円タクシーはすでに消滅したようだが、今日利用した590円タクシーの運転手は会社の倒産を真剣に心配していた(ちょっと前に利用した大手タクシーの運転手は上機嫌でさらに5000円超半額割引制度の撤廃を訴えていたが)。まぁ、消費者物価上昇には多少なりとも貢献するから、黒田日銀のインフレ目標達成にはプラスの効果があるかもしれない。

当代きっての売れっ子?経済学者も(タクシー減車法案と規制の経済学)、今回の規制強化の根拠とされるもの(タクシー運転手の減収や事故の増加など)が事実に反することを明快に示してはいるんだけれど・・・でもまぁ、革新経営者の声のほうが切実で説得的に思える。ちなみにこのMKタクシーの社長さんは在日二世で、お父上(創業者)は、2002年小泉内閣(安倍官房長官)のタクシー業規制緩和を誘導したと自負する人物。Wikipediaによると、韓国国民勲章受賞のおりには「韓国民が団結すれば10年で日本に追いつける」と喝破したらしい(まぁ、10年どころか、英エコノミスト誌などは、2017年に韓国の平均所得は日本を抜くと予言しているんだけどね)。。

 

ps. Macでキーアサインを変更するソフトを探したら、これ(KeyRemap4MacBook)が見つかった。とても良い。なにはさておき、Japanese Yen を Backslash に変更(いまさらながら、これでTeXもRもMacででける、これまでは実は Linux on Parallels でやることが多かったんだけど^^)。

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