午前中に鶴橋で所用を済ませたあと、神戸市立博物館のターナー展へ。混雑していてよく見えなかったので、なにはともあれ図録を購入して早々に退散。そのあと、三宮駅前で映画 The Butler(大統領の執事の涙)を観た。ラストキング・オブ・スコットランドの Forest Whitaker が主演。独裁者の脂ぎったイメージから一転して、穏やかな印象。ジェーン・フォンダがレーガン大統領夫人を演じていたが、あんな顔だったかな。
洋画を見るのはひさしぶりだったので、上映前に流される別の映画の予告編に見入ってしまった。コリン・ファース+ニコール・キッドマン+真田広之の「レイルウェイ」、これは面白そう。カレンダーに封切り日(4月19日)をメモ。英国史上最大の敗北とも白人支配の終焉ともいわれるシンガポール陥落。この直後にはじまる「死の鉄道建設」。そのとき捕虜として虐待を受けた英国兵士(コリン・ファース)が、数十年後に、当時の日本軍通訳(真田)を追い詰めるというストーリーらしい。捕虜となった英国兵士の台詞 "the Jap said we weren’t men. real men wouldn’t die of shame" 予告編の字幕は「(日本兵は)生き恥を晒すより死を選ぶ男達だ」、カッコよすぎる和訳。
それにしても、脇役のステラン・スカルスガルドが、とても懐かしい。ずいぶん老けたが、エミリーワトソンと共演した「奇跡の海」はよく覚えている。そうそう、エミリーワトソンといえば D.D.ルイスと共演した「ボクサー」もよかったが、D.D.ルイスといえばやっぱり The Unbearable Lightness of Being か、などと、芋づる式に昔に観た映画のことを思い出す^^。