ある留学生の研究報告、フザけた代物が出てきたのが2月末。今年度最後の研究科委員会でバッサリと不合格にすればよかったものを、温情で再提出を認めたばかりに、泥沼化してきた^^。何人かの同僚には「オマエは甘すぎる」と個人的にお叱りをうけたけれど、先達のアドバイスにはやはり素直に耳を傾けるべきだったか。。
お話かわって、留学生の場合、とびきり優秀な子がいる反面、理解に苦しむ言動に遭遇することもまれにある。私が過去に接した学生のなかでコピペのチャンピオンとでも呼ぶにふさわしい子がいたのだが、学位論文の指導時には、とにかくすべて人任せの学修態度にあきれてしまった。論文のコアになる部分で、いくらなんでもこれくらいは自分で考えろとつき離した数学の問題(といっても、日本の中学〜高校レベルの問題)があったのだが、解説サイトを教えて当該部分(教科書の20ページほど)をじっくり読むように指示したものの、二週間ほどのあいだ読んだ気配もなく、「わからない・苦しい」とメールを送り続けてきて、けっきょく、こちらが答を教えざるをえなかった。
初等数学の教科書を読む学力・忍耐力が本当に無いのか、あるいは、たかだか数時間の労力も惜しいのか(サイドビジネスで忙しい?)、はたまた、泣きつけば人がやってくれるとタカをくくっているのだろうか。とにかく、どう考えればよいのか、解釈不能なのだ。