明年度からはじまる情報処理資格講座のなにがしかの参考に、ということで、大阪市内で開催されていたLPIC(Linux技術者認定試験)のセミナー(サーバ構築基礎講座)をのぞいてみた。参加者の大半は、見るからに、若い新米?エンジニアたち。場違いかとも迷ったけれど、白髪まじりの人もけっこう多かった(どういう人たち?って自分もそうなんだけど^^)。実地演習はなく、基本事項の解説とデモンストレーションのみ。10:00から16:30まで(昼休み1時間)ひたすら講師が喋りまくっていたが、流ちょうで明快な語り口と講座全体のスムースな流れは、出色。この種のセミナーでは喋りが下手な講師が多いんだけど(失礼^^)、この人は素晴らしかった。単に慣れているというだけではなくて、毎回の準備と反省にかなりの時間を費やして講座内容を洗練している様子が容易に想像できた。ちなみにこの人は法学部卒、一見とっつきにくそうな用語の意味を語源から説明しようとするあたりはお見事、「曇りひとつない」解説を目指す姿勢にはどことなく法律専攻の素養も感じられて、とっても好感が持てた。
内容的にも勉強になった箇所があって、DNSゾーンファイルの書き方などはあれだけ明快に説明してくれると誰でも10分で理解できるし、システムログを端末でリアルタイムに更新表示させるtips(tailコマンドに -f のオプションをつける)とか、いろいろな最近の?動向など。まぁしかしアレだ、還暦近いプレイヤー(誰の事?^^)がまったく違和感なく楽しめるのだから、基本は変わらないということ、若い頃に基本を身につけておくことはホントに大事なことだ(ということなんだろう)。
ところで、一点だけ面食らったことがあって、講師が「ドベコット」というコトバを何度も繰り返していた。ドベコット、ドベコット、はてさていったい何のことやら・・・テキストを注意深く見て、ようやく気づいた。dovecot(ダヴコット) という横文字を「ドベコット」と読んでいるんだ。実はずっと以前から気になっているんだけど、この世界に住まいする人たちの英単語の読み方だけは、いただけない。warning(警告・ウォーニング)を「ワーニング」、このあたりはまだ想定内だけど、false(偽・フォールス)を「ファールス」と言われてはちょっと戸惑ってしまうよね。。