教育実習訪問で大阪府立高校へ。「授業崩壊」に近い状態を目の当たりにした。うちのゼミ生は健気に、実に辛抱強くやっていたが、率直に言って、あの状態は、教え方がどうとか、授業の内容がどうとかいうレベルの問題ではない。授業料無償化はむしろ逆効果?
授業参観中にちょっと気になったことがあって、デジタル/ディジタル、キロバイト(103=1KB)/キビバイト(210=1KiB)、どちらを使っているのか、情報科担当の先生に聞いてみたら、なんと、教科書には「ディジタル」と表記されており、キビを常用しているとの返答。私見だけれど、「ディジタル」などと書いてもどうせ英語の発音にはまったく遠いのだから(慣用の)「デジタル」でよいだろうし、キビを使うなら「キロ」と称するべきではないように思う(イギリス英語ではむしろ「デジトー」のように聞こえる気もするけどね^^)。
音声データの曲線を見せながら、アナログ→なめらか、デジタル→カクカクという教え方はおもしろい感性だと思ったけれど、「カクカク」という日本語表現はあるんだろうか。というか、英語でどう言えばいいんだろうかと(なぜか参観中に)悩んでしまった^^。「角ばった」は angular だが、ちょっとイメージがちがう。piecewise linear (区分的線形)などというといかめしい。やっぱり「カクカク」か^^。
夕刻に会った英国人に、一般論として「授業崩壊」の話をしたら、叩け・殴れ・それだけでよい、我々はそう育てられたと繰り返し主張していたが、彼は a leashed dragon を自称する巨漢で、なおかつ、私立校(パブリックスクール)の出身なのだ。公立校ではそういうわけにはいかんだろうと問うと、そうそう英国の公立校は○○○、野に放つと□□い××の△△△だと・・・^^。