ユニケージ開発手法、iPad

昨日とどいた「情報処理」(情報処理学会の月刊誌)2014年9月号にビッグデータ特集があり、Hadoop以外のビッグデータ処理法として、パブリッククラウドと「ユニケージ開発手法」が紹介されていた。
後者は、すべてのデータをテキストファイルで管理して、Unixのシェルスクリプトで高速データ処理を行うものらしい。たとえば電気料金計算の「スマート化」、つまり、家庭の電気料金メータの読み取りが、従来の人力手動方式(電力会社の社員が定期的に巡回して各家庭のメータをチェックするやりかた)から、スマートメータによる自動送信に全面移行するのに伴い、電力会社に集積される「ビッグデータ」(一日に25億件以上)の収集整理のために、このユニケージ・システムが採用された。従来のJavaシステムでは120分かかっていた処理が、たった10秒で終わるらしい(720倍の高速化)。あるいは、某証券取引所における複雑な取引ログの整理。従来はJava+PostgreSQLで90分かかっていた処理が、たった1台のデスクトップPC(メモリ16GB)で90秒で済むようになったそうだ。ほかにも、某クレジット会社や某行政機関での活用例など。この紹介記事の副題は「コンピュータを使い切る」。大がかりで高価なハード・ソフトを導入するのではなく、手元のPCを賢くフル活用しよう、ということかな(Small is beautiful & Store data in text files)。ただ、このシステムに実装されている「統計コマンド」の一覧表を見るかぎり、「データ分析システム」とはまだ呼べないかなぁという印象も。。

ソフトバンクとの iPad 二年契約がようやく終わる。第三世代の古いiPadだけど、講義等でのプレゼンをはじめ、日経新聞や産経新聞や各種雑誌の購読、KindleやKoboや自炊本の読書、さまざまな文書の作成管理(DropboxとiCloudによる共有)、はたまた数独ゲームや、(撮影現場での^^)写真の拡大表示やカメラのリモート操作などなど、ホントによく使った。もちろんソフトバンクとの契約は解約するが、このあとどうするかを検討中。
iPad mini に乗り換えようとしてあちこちに問い合わせてみたんだけど、iPad mini 128GB版は、どうやら、在庫がすでに枯渇しているらしい(iPad Air の新型が9月発表との噂はもはや確報だけど、iPad mini も秋に新型が??)。というわけで、当面は、このiPadをWiFiのみで使い続ける(iPhoneのテザリング)ことになるが、いちいち bluetoothでiPhoneと接続するのはけっこう面倒だし、なにより、この iPad は重いので・・・(カバー込みで800g以上=交換レンズ2本分、カメラバッグに入れるかどうか、いつも迷ってしまう^^)。

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このページは、eiichiが2014年8月18日 02:22に書いたブログ記事です。

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