若冲展、冷泉家、タクシー

晴れた空の秋分の日、若冲展(最終日)を見るために、京都相国寺へ。極彩色の絵が有名な若冲だけれど、今回の展示はすべてモノクロで、シンプルながら微細にして躍動感あふれる水墨画ばかり^^。

相国寺の境内で「横田滋写真展」(河原町の高島屋)のパンフレットを見て、はじめて聞く写真家の名前かと思いきや、横田めぐみさんの幼い頃からの写真を展示した催しだった。こちらも今日が最終日で、大盛況。一枚一枚にご両親の深い愛情がにじみ出ている写真展だった(Webでも一部閲覧可能)。第一回小泉訪朝のおりに「めぐみさん死亡」との第一報(虚報)が入った直後の記者会見。あのときのご両親の気丈な立派な姿は脳裏に焼き付いている。かなしみより、腸が煮えくりかえるような憤怒を覚えるのは、「ゴロツキ右翼」の私だけ?

連れがいたので、今出川から四条河原町へ向かうためにタクシーをひろった。乗るなり、運転手が「観光ですか」とたずねてきた。とぼけて「そうです」と答えると、観光案内がはじまったんだけど・・・いきなり「右手が冷泉家です」。ふきだしてしまった。「え、なんだって?」「れいぜん家ですよ」「あのね、それはれいぜい家だよ」。で、気づくと烏丸通に出ていて・・・(四条通は混んでるだろうし、意図的な遠回りでは?)。

そういえば以前に、「団塊世代」を「だんこん世代」と読む輩がいるとどこかで聞いて漫才のボケネタだろうと思っていたら、某所で乗ったタクシー運転手が政治の話をはじめて、ほんとうに「だんこん世代」と言ったことがあった。まぁ、なかには、話がわかるし最短距離を高速で駆けてくれる「プロ」運転手もいるんだけれど・・・。

ちなみに、和泉中央駅から大学までタクシーに乗るときには、石尾中学東の交差点で「右折」の指示を出さねばならない。彼らは、まっすぐ進んで1000円前後の料金を稼ぐように「談合」をしている。石尾中学東で右折すれば、760〜840円で大学正門(を上がった横断歩道)まで着く。逆に、大学から和泉中央駅へ戻るときには、正門裏手(宣教師館前)の細い道を通って和泉中央駅の西南に出るルートが最も安い(「プロ」の女性運転手が教えてくれたこと、実は基本料金でいってしまうのだ)。その女性運転手をはじめ、相◎タクシーには良心的で面白い人が多かったんだけど、さいきんは・・・(小泉・竹中の規制緩和は正しかったのに、あれをすべて元に戻してしまったために、タクシーがこんなに利用しづらくなったのだ)。

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このページは、eiichiが2014年9月23日 23:00に書いたブログ記事です。

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