今週号の週刊ダイヤモンド、「日本の酒」という特集につられて、購入(といっても電子版だからKoboで10%OFF+楽天ポイントで無料だけど^^)。ページを開いてみると、この特集より、ある記事に目が釘付けになった。日本の島野製作所がアップル社を訴えたそうだ。元記事がネットでも読める(こちら)。
なんでも、島野は、アップルからの依頼に応じて新しい部品を開発し、再三にわたって増産を求めるアップルとの「合意」で、自社内に量産体制を整えた(つまり、増産を求めるアップルのために巨額の投資をした)。ところが、半年後にとつぜんアップルからの受注が激減した。あきれたことに、アップルは、島野との合意を反故にして、別の海外業者に同じ部品を生産させていた。そして、その技術は、島野の特許権を侵害していたそうだ(つまり、島野の技術がアップル経由で海外業者に流出してしまったということ)。島野がこれをアップルに伝えて取引再開を求めたところ、神をも畏れぬアップルは、なんと、値下げを要求してきたそうだ。やむなく条件をのむと、さらに「リベート」の支払いまで要求してきた。「リベート」とは、要するに、決済がすでに終わっている売却済みの部品についても、代金の一部をアップルに返金せよということ。
記事によると、島野は「アップルとの関係を絶っても問題なくやっていける」会社だから訴訟に踏み切れたということだが、他の部品業者は泣き寝入りをしているのだろうか。「合意」とは契約書を交わさない「口約束」ということだろうか。。ともあれ、裁判のなりゆきに興味津々。島野、負けるな。
なお、おめあての特集「日本の酒」のほうは、ほとんど参考にならず^^。
酒といえば、先日、今年もまた、兼八の新酒「極み香」を予約できた。年の瀬と正月は、はだか麦の芳香に酔い痴れて・・・^^。
ps. 拙宅のおばかな iMac が再修理から戻ってきた。「お申し出のとおりの現象を確認しました」とのことで、今回はビデオカードが交換されていた。それで、いま、新OS(Yosemite)へのアップデート中。例によって、「残り1分」の表示からフリーズしたようになっているが、まぁもう寝よう。MacbookProのときには、寝て起きたら終わっていた^^。それにしても、Yosemite という名は、スティグリッツのf/64(ノーベル経済学賞のJ.E.スティグリッツではなく、「写真の父」とも称されるA.スティグリッツ)を想起させるのに、壁紙の山の写真が貧相で、アンセル・アダムスのヨセミテとは天地のへだたり(こんなところでもケチりはじめたんだなぁ、微細部にまで美を求める創業者の志?はいずこに^^)。