2014年11月アーカイブ

留学生の出願書類偽造

11月24日の日経新聞に「海外からの留学生、出願書類の偽造相次ぐ 大学は対策悩む」という記事。
一部を抜粋する。

海外から日本の大学に出願する受験生の出願書類に偽造が発覚するケースが相次いでいるとのこと。大半は中国からの受験生で、現地の高校の成績や語学力の証明書が偽造されることが多いそうだ。
具体例。青森大では、大学に通わず県外などで働いていた中国人学生計140人を除籍処分としたが、うち3割は証明書などが偽造されていた。佐賀大大学院では、中国人留学生5人が偽造した中国の大学の卒業証明書で不正入学していたことが発覚した。京都大大学院でも複数の中国人学生の学歴詐称が入学後に判明し、対策として「アドミッション支援オフィス」を2010年に新設して、留学希望者が卒業した大学が中国や香港、台湾の場合は出願書類を入念に調べているそうだ。

本学でも、過去にさかのぼって調べてみる必要がありそうだ。これを、研究科長としての最後の仕事にしようか。

任侠映画、BBC

高倉健死去のニュースを見て、院生時代(研究者としての人生をあきらめかけていた頃^^)に任侠映画に凝ったことを思い出した。任侠映画といえば、1970年リリースの鶴田浩二「傷だらけの人生」。「古いヤツだとお思いでしょうが」の台詞ではじまり、「何から何までまっくら闇よ/筋の通らぬことばかり/右を向いても左を見ても/バカと阿呆のからみあい」と世を憂う。1970年というとすでにGDPは世界第二位、大阪万博も開催された一方で、よど号ハイジャック、天六ガス爆発、公害国会など。「プラハの春」終焉や三島由紀夫割腹自決なども(WikiPedia「1970年」)。

ところで、昨日、英語ネイティヴの先生と帰路をともにして、VPN接続サービスを介して、英国国内からのアクセスに限定されている BBC iPlayer(テレビ)が日本からでも視聴できることを教わった。恥ずかしながら・・・知らなかった^^。 帰宅するやいなや早速に、彼が薦めてくれたドキュメンタリー(Panorama,Horizon)を見ている。なつかしい(人生で最初に耳にした)BBC English だ、これはいい^^。いとしの Natasha Kaplinsky が出ているものはないかと探してみたが、彼女はすでに民放へ転出したようだ。

経済学部サイトの表紙絵、変更しました^^。

室生寺

学祭中につき月曜の講義はなし。近鉄の「室生寺長谷寺参拝きっぷ」で室生寺へ行ってきた。七百段の階段を上がるのに息がきれた。2ヶ月遠出をしないだけで、これだけ筋力が衰えるなんて・・・。軽装の小型カメラ(パナGH4+オリ9-18)で撮った紅葉、こういうのはどう現像すればいいのかなぁ。。

「社会リアリズム」の巨匠(土門拳)が門前の旅館で「雪待ち」をし、雪が降ったときには涙を流してよろこんだそうだから(参考記事)、室生寺はやはり冬に行くべきところだろうか。

欲張って長谷寺にも足を伸ばしたが、到着が16:00を過ぎて、特別展の受付はすでに終わっていた。これこそ、門前払い。でも、駅から長谷寺までの道のりは、わたし好みの鄙びた風景^^。長谷寺の住所は、桜井市初瀬。長谷(はせ)と初瀬(はせ)、なんで違うのかどちらが先か等々、連れとブツブツ話しながら帰った。

ps. 奈良盆地から来ると初めての渓谷(「初瀬」)にして、最果て(「果瀬」)の地だった。同時に深くて長い谷間でもあったため「長谷」とも書かれ、この読み方も『はせ』となった(産経の解説)。

秋入学の導入

昨日の一連の会議で、春先から検討を進めてきた、大学院への秋入学制導入が決まった。最小のコストで、いくつかのメリットが期待できると思う。

基本的には、海外からできるだけ優秀な留学生を、できるだけ多く集めたいというねらい。最近は「留学生の青田刈り」とでもいうべき現象が生じていて、日本国内の日本語学校などが、夏に卒業する海外の大学生たちに、卒業の一年ほど前に声をかけ卒業前の春に来日させて日本の大学院への進学を指導しているらしい。これに対抗して、海外関連校の優秀な学生たちを卒業前の春に来日させ、半年間の研究生生活を経て、秋から(海外の大学の卒業にあわせて)本学の大学院に入学してもらうといったことが可能になる。日本人の社会人大学院生等の受け入れ窓口もひろがる。優秀な大学院生の増加により、大学院らしい高度な講義内容を維持できるし、院生間の競争意識の高まりなども期待できる。さらに、たとえば、本学の修士課程を終えた後に、国立大学院ドクターコースへの進路指導等を行うことで、関連校との信頼関係を深めることもできるはず。これは、将来生じうるかもしれない、学部の定員充足問題などにたいする備えにもなりうるように思う。

英会話、中休み

月曜1限の英語による講義。今日フト気づいたんだけど、講義を楽しんでいる自分がいた。英語による講義なので、当たり前ながら、90分間英語で話す。受講生は英語ネイティブや(なかには私より流暢な英語を話す)欧州からの留学生。ようやく少しは余裕が出てきたということか。石の上にも◯年^^。

英語といえば、秋学期になって、木曜日にいつも、喫煙室で会う外人。休み時間毎に会うので、1ヶ月ほど前に声をかけてみた。予想どおりの気さくな人、ウェールズ出身の無神論者^^。なぜか、非常勤の英語の先生とは気兼ねなく会話を楽しめる自分にも気づいた^^。

学祭のため、一週間の休講期間に突入。といっても、会議で普段通りの出校とはなるんだけれど、一日くらいは、筋トレ用カメラを抱えて、どこかをほっつき歩こう^^。

補講、所得分布

昨日の土曜は、台風の日(10月6日)の補講日。
1限。留学生を主たる対象とする講義。週末には行事があって出席できないという留学生が多かったので、日本人学生のための復習日にした。数回顔を出しただけで(授業についていけないと)諦めかけている日本人学生数名に、ここまでの復習をやるからと、メールで招集をかけた。が、誰も来ず。すでに完全に諦めてしまったのだろう(試験直前に単位を懇願しに来ても、もう、いっさい相手にしませんから)。
3限4限は、ゼミの補講。こちらも土曜はどうしても都合が悪いという学生がいたので、出席はとらないと事前通告。それでも熱心な数名はやってくるだろうから、いつもより実のある個人指導ができるだろうと期待していた。3限の4回生ゼミは期待どおり。が、4限の3回生ゼミは期待を大きくはずしてしまった(ふだん、こちらが忙しい時にかぎって^^、たっぷりと質問をしてくる子もいるのだけれど・・・)。
本来は休みの土曜日に出勤を強要された職員さんはたいへんだった模様。休日と平日の境がない私などには、わからない心境かな。。

曇り空の日曜日に、明日の講義資料を準備中。日本における(ここ20年くらいの)所得分布の変化、つまり、いわゆる「格差社会化」の主たる原因は高齢化であるという説を図表で示そうとしているのだけれど、厚労省のサイトからデータを集めてきて実際にプロットしてみると、高齢者世帯の増加が「主たる原因」と断定するのは早計だろうか。 これが、日本の所得分布。横軸に世帯年収(1mは100万円未満、2mは200万円未満など)、それぞれの縦棒が相対頻度(たとえば、年収100万円未満の世帯が全世帯の何%か)を示している。1994年〜2001年〜2013年にかけて、中低所得層の比率は増え、中高所得層の比率は減少している(つまり日本の平均世帯収入は減少しつづけている)。The Economist が Peril of Aging Society として指摘した現象、つまり、もともと低所得層の比率が高い高齢者世帯の急速な増加にともなって、日本全体の所得分布も低所得帯へシフトしているというのが一般的な説明(高齢者世帯は退職後の年金収入が主たる年収なので所得は低いが、実はいっぱい貯蓄を持っている)。
しかし下の図は、全世帯をふたつのグループに分けた場合の所得分布(青色系が高齢者世帯、赤色系が非高齢者世帯)。非高齢者世帯の所得分布(赤色系)でも、低所得帯へのシフトが進行している(ただし、「非高齢者世帯」という分類は厚労省の公式資料にはないので、時間がなくてちょっとラフなデータ補間をしたことが影響しているかもしれない^^)。

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