サザン・オールスターズの「ピースとハイライト」を、紅白歌合戦ではじめて聞いた。「イマジン」を超える名曲(個人的にイマジンはその程度のものなので・・・^^)、ミュージシャンらしくナイーブに、愛と平和の尊さをうたいあげる素晴らしい曲だ。ところが、これが「安倍ファッショ政権批判」と解釈されて、左から右から侃々諤々の議論がネット上で展開されているらしい。ということで、もういちど歌詞を確認してみようと、YouTubeで「桑田」を検索してみたら・・・これまた素晴らしいパロディに出会えた(アベーロード、ビートルズ「アビーロード」のパロディ、お見事^^)。
まぁ古今東西、偉大な?アーチストは、いろんな風に勝手に曲解されるということかな。ジョン・レノンが「左翼に利用されて」テロリスト集団(IRA)に義援金を送っていたという一件を思い出す(ベートーベンをぶっとばせ)。
紅白といえば、個人的には、椎名林檎に最高点。福田こうへいや坂本冬美もよかったけれど、やっぱり、都はるみや北島三郎が出ない紅白なんて・・・^^。それから、紅組ではAKBやらモモクロやらなんとやら、白組ではSMAPやら嵐やらなんとやら、どれもまったく区別がつかない。どれでもいいからどれかひとつだけを代表に選んで、紅白一組ずつにしてくれ(官兵衛を演じた子だけは識別できたが名前は忘れた、率直な感想だけど白組のあいつらのステージはマジでキモい^^)。
それから、美輪明宏には、やはり、ヨイトマケを歌ってほしかった。年の瀬の大トリには「ヨイトマケの唄」を聞き、清貧の昔に思いを馳せ、父祖の慈愛に感謝しながら新年を迎える。これを毎年の恒例にすればどうだろうか^^。
元旦にたまたま見た、NHK「戦後70年ニッポンの肖像--プロローグ」。ノーベル賞を受賞した赤崎博士が登場、「終戦直後の焼け野原のなかで、とにかく光がほしかった」と、LED開発に至る長い道のりを振り返る。それを受けて、ゲストの半藤一利氏が、涙をこらえながら、終戦直後に流行った歌の一節を紹介する --「男なら 男なら 戦に敗けて なんでヘタるのか 女房 娘 息子のために 元の日本に戻して返す」。おもわず、もらい泣き^^。