2015年6月アーカイブ

要素価格均等化

雑用で数年ぶりに学内某センターを訪れ、幹部職員と話し込む。雑談を終えて帰ろうとしたところで、数年前のゼミ生とバッタリ出くわした。聞けば、彼も卒業以来はじめて、数年ぶりに大学に来たらしい。近くの喫茶店でしばらく話しこみ、再会を約束して別れた。
彼とは、毎週のように喫煙コーナーで憂国談義をかわしたものだった。実は、この3月にある女子学生を送り出してから寂しくて仕方なかったのだ^^。彼女とたちかわりに、彼がふたたび現れたのは、なにかの導きだろうか。。

賃下げ問題で揺れる昨今、「あなたのお考えは?」と問われることが増えた。ボクは愚直な人間なので、経済学の授業で語っていることがそのままボクの本音、つまり、(ミクロ的には)賃金は限界生産力で決まるものだろうと思うし、(マクロ的には)要素価格均等化すなわちデフレ圧力は今後も不可避で、社会全体の格差が拡大するなかで賃上げなどをできる会社はごくごく一握りだろうとも思うんだけれど(そんな本音をストレートに伝えるわけにもいかず・・・^^)。

先日、20年ぶりに組合の団交に参加してみたんだけれど、組合側幹部の「生活を守るために賃下げに抵抗する」という発言に辟易とした。たしかに労組の常套句、でも、(少なくともボクの)腑には落ちない。なぜなら、当然のことながら、誰にでも「生活」はあるのだから。そして、誰かの生活を守ることは、往々にして、他の誰かの生活を脅かすことになる。教員に生活があるように、学生にも保護者にも生活がある。さらに専任の生活と非常勤の生活、あるいは中高年教員の近視眼と若手教員の長期展望、一律平等の給与体系、職員給与と教員給与の適正比率などなど、この問題の背後にはいろんな対立軸が隠れているように思う。限りある資源の公正な配分は経済学の究極のテーマ、経済学徒ならば冷静に考えてみたいところだ。

イチゴ白書をもう一度

一ヶ月ほど前にひいた風邪(実は、風邪だと思っていたら気管支炎)で、未だに咳がとまらず、ステロイド吸引と錠剤服用を続けている。薬のためか、あるいは喫煙を控えている(ニコチン摂取量が足りない)ためか、頭がボーっとして仕事がはかどらない。

それはともかく、今日ふと思いだしたこと。一週間前のホームカミングデーで、年配の方々と会話をする機会があった。なぜか、初対面で話をした全員が70年安保世代だったのだが、70年安保世代の人たちが(大学に戻ってきて)話すことは100%決まっていて、70年安保のことである^^(この世代との会話ではあたりまえのことになっているので、一週間前のことはことさらに記憶に残らなかったんだけど、あらためて、今日、ふと思い出したのだ)。

ただ、安保の話といっても、個人的な体験が語られる。そして驚くことに(というか、さいきんは驚かなくなったけれど)、10人中のほぼ10人の知識が(といっても、後追いの一般的な知識だが)、1970年当時は中学生だったボクよりも乏しい。たとえば、「当時はある教員が学生を煽っていた」そうなのだが、その教員が主導していた団体の主張や行動様式、その団体名を覚えておられない(あの超有名な教員ならベ平連のことですね)。学生会館を占拠した学生集団のヘルメットの色柄はどうだったかと聞いても、覚えておられない(けっこう、差があったのでは・・・)。

だから、70年安保というのは、大筋において、それほどマジメ?なものではなかったような気がするのだ(もちろん、マジメ?だった方も存じていますが・・・)。大半の学生にとって、安保や反戦は自分には関係のないこと(時代は高度成長期、卒業後の近未来は安泰)、理屈など理解するのは面倒だし無意味(本音ではどうでもよいことなのだから)、ただ周囲の雰囲気にあおられて合流し、お祭り騒ぎを楽しんでいただけ。ユーミン「イチゴ白書をもういちど」の世界かな^^。

山口百恵

ホームカミングデーで、日曜日に本務校に出勤。写真を職業としておられる大学写真部OBにむかって、偉そうな口をたたく。夕刻からは、新世界にて、高校写真部の同窓会。これまた、写真を生業としてこられた人たちに向かって、偉そうな口をたたく^^。木村伊兵衛はクズだ、土門拳や井上青龍との違いは一目瞭然、被写体の表情、被写体の眼、その瞬間にしかとらえることができない、なんともいいようのない光景。篠山紀信の山口百恵、あの鮮烈な衝撃を覚えていますか、とかなんとかクダをまいて、気がつくと午前2時、新世界からタクシーで帰宅。今日も泥酔して、わめきちらしました。申し訳ありません。でも、ホントに心を許せる人たちだから・・・^^。

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