イングランドで開催されているラグビーW杯。日本代表が、初戦でいきなり、予選グループ最強の難敵、過去最多優勝の南アフリカを破った。誰もが、大量得点差での南アフリカの勝利を予想した試合。でも、ふたをあけてみると、圧倒的な体格差をもろともしない、The Brave Blossoms(桜ジャージの日本代表)の見事な戦いぶり。低いタックルで相手の攻撃を耐えに耐え、正確なキックと華麗なパスワークで数少ないチャンスを確実にモノにする。まさに "Japan way" ^^。追いついては引き離される試合展開だったが、持久力では明らかに日本選手のほうが上。土壇場(後半ロスタイム)の劇的な逆転トライで、世界じゅうを仰天させた(The biggest upset in the history of Rugby だとか^^)。
試合途中に何度もスタジアム全体に Go Japan Go の大合唱が響いていたが、前回大会もそうだった。フランス相手に猛烈な追い上げを見せたときに、インタネットには世界じゅうから日本を応援するメッセージがあふれていた。まぁ、毎回全敗の弱小チームへの判官贔屓かもしれないけれど、今回はちょっと違うようだ。日本のラグビーはほんとうに美しいと思うが、かつてのような悲愴感がまったく無い。試合後のインタビューでは、エースの五郎丸選手(早大)も主将のリーチ・マイケル選手(東海大、※日本人)も、ともに、冷静に淡々と、試合をふりかえっていた。あれだけ準備をしたのだから勝ってあたりまえ、奇跡でもなんでもないという表情。24年振りの勝利どころか、今回は、目標のベスト8を超えるかも。。