半年ほど前から、就寝直前あるいは寝床に入った直後、もしくは朝の通勤電車のなか等で、ときどき胸が痛くなる(といっても、軽い鈍痛ですぐ消える、何回か繰り返すけれど)。3月に入ってから頻度が高くなり痛みが増したように感じたので、先週、近所の病院に行き、いくつかの検査(エコー、24時間ホルター、造影剤CT)を受けた。最後の造影剤CT検査が終わった先週金曜の夕刻、検査が終わってからずいぶん待たされた。で、主任とおぼしき先生がつかつかと歩み寄ってきて、「細くなっている箇所があります、次の診察は再来週ということでしたが、前倒ししましょう、来週月曜に来てください」と言った。診察予定を変更してくれた看護士さんからは、「心臓ですからね、来週月曜までのあいだに、もし痛みが止まらなくなったら、躊躇なく救急車を呼んでください」と言われた。まぁ相応のショックを受けて、帰路についた(先週末は相応に暗鬱と過ごしたが、こんなときにも、万一に備えて保険金の計算等を怠らないのが大阪人^^)。
それで、今日(月曜)、検査結果と次の対策について詳細な説明をしてもらえる予定だった。ところが・・・である。初診でたまたま担当医になった年輩の先生(80歳近くではないだろうか)は、目前のPCに表示されているCT画像を拡大する操作がわからず、「おい、これはどうやるんだ」とボヤくばかり^^。見かねて、「このズームボタンをクリックして拡大率を選ぶのでしょう」と教えてあげた(見るからに明らかではないか)。が、この、私の言い方にトゲがあったのかもしれない(金曜の話があったので私も相応にピリピリしていたし、予約時刻の30分前に来たのに2時間も待たされたし・・・)。この担当医さんは「あんたには聞いていない、看護士に言ったのだ」と、間髪を入れず、いかにも不機嫌そうに言い返してきた^^。
けっきょく、画像診断を別の先生に早急にやってもらうということで、さらに30分ほど待たされた。で、結果は「有意な狭窄なしとのことです、お帰りいただいてけっこう、再診の必要はありません」。なんじゃそりゃ^^。先週金曜日の話はなんだったのか、他の検査の結果はどうなっているのか(見てもいないことは明らかだけど^^)。狭窄でなければ原因はなんなのか。この担当医さんの最初の見立ては「痙攣性」とのことで(まぁ、ネット等で調べて私もそれくらいはわかってはいたが)、ニトロ10錠をもらっただけなんだけれど、このまま放っておいて治るのかな。。やっぱり、最初から、いつも見てもらっている病院に行けばよかったんだな。。
それにしても、この担当医さん、PC操作への私からのアドバイスがよっぽどカンに障ったみたいで、最後に一言「あんまりカンをたてないように」と憎まれ口をたたかれた^^。思わず声をたてて大笑いを返してしまったけれど、やっぱり、私の言い方がまずかったのですね(反省^^)。でもね、左右の人差し指でキーボードを打つのは許せても、検査結果の画像の見方がわからんでは・・・。
ps.
ロートル医師の言うことなど信頼できるわけもないので、自分ですこし調べてみた。他の医師が作成した「所見」は、以下の三行のみ。
LAD#6-7 壁在プラークあり、軽度狭窄LAD,RCA,LCxとは冠動脈の部位をあらわし、「軽度狭窄」とは25%〜50%の血管狭窄、「有意狭窄」とは50%以上の狭窄を意味するそうだ。したがって、この所見を書いた医師もまた、バカである。これでは、有意狭窄がなくても軽度狭窄があるのかないのかが不明だ(じっさい、最近の研究によると、重篤な心筋梗塞の70%以上は石灰化を伴う軽度狭窄から生じているらしい)。
RCA #1 石灰化あるが有意狭窄なし
LCx 有意狭窄なし
この三行と「有意狭窄なし・再診不要」の一言が、自己負担13000円のCT検査の「成果」だ。さらに、超音波検査や24時間ホルター装着検査(別途に12000円を自己負担)の結果報告はいっさいナシ。まったくバカバカしい。