いろいろ

パソコンが得意という学生は多くいるが、ひとくちに「得意」といってもいろんなタイプがあって面白い。まず、ほんとうにデキる子(技能レベルの高い子)は、性格的にもおしなべて素直で、自分の能力をよくわきまえていて、謙虚な向学心を有している。こういうタイプは言うことなし。しかし他方で、救いがたいと思うのは、技能レベル中くらいのところで、とにかく思い上がり(思い込み)が強い連中。毎年、若干名に遭遇する。で、今年もやっぱりいた。
春学期の「経済学特講(情報処理資格講座)」。成績B評価だった学生から文句がきた(最初はルール通りに教務課を通して、二度目はルール破りの直接メールで)。自信まんまんに「なぜBなのか納得いかない」と言うのだが、2度の大きな自習課題のうちのひとつが未提出(本人も認めている)、さらに学期末試験の答案を見直してみると、人口密度の算数がわかっておらず、「平均」Averageのスペルが間違っている。放っておこうかとも思ったが、淡々と事実を返答しておいた。ただ、ほんとうに諭してあげたいことは、言わずに伏せた(実は、一昨年に「モンスター」の狂気に触れて以来、こういう思い込みの強い連中には、踏み込んで本音のアドバイスをすることをためらっている)。まぁ、ゲームやSNSのおかげでタイピングは早いんだろうけれどね、中学レベルの算数・英語もわからないんじゃ、パソコンは使いこなせないよ。

ケンブリッジ資本論争や一般均衡の一意性と安定性、調べれば調べるほど、深みにハマっていく(当然か)。知らなかったこと(「新古典派に毒されていたこと」)がある。先達の業績をフォローして、キャッチアップしたい。今は新古典派で突っ走っている若手有望株の諸氏にも何がしかを伝えてみたい(もちろん、彼らには今はそのまま新古典派で突っ走ってほしいけれど^^)。

禁煙外来に通いはじめて、薬物療法(チャンピックス)により、ごく自然にタバコをやめることができた(まぁ、以前に一度失敗しているので、まだわからないけれど)。それにしても・・・「このタイプの狭心症は、タバコをやめたらピタっと止まりまっせ」という町医者の言葉を信じて禁煙に踏み切ったんだけど、禁煙しても「ピタっと」は止まらない。

このブログ記事について

このページは、eiichiが2016年9月10日 13:20に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「金沢」です。

次のブログ記事は「IR, IE など」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.13-ja