中島みゆき

さいきん、中島みゆきをよく聴く。きっかけは、Facebookのある記事をたどって、中島みゆきの名曲「永遠の嘘をついてくれ」の解説文にたどりついたこと(こちら)。その解釈はきわめて妥当なもので(月並みというべきか^^)、実は私もこの曲には同様の思い入れがあったので(私のカラオケ十八番^^)、興味がわいてきた。同じように中島をとらえている人は多くいるのだろうと思って調べてみたところ・・・出てくるわ出てくるわ^^。

呉智英の論考「中島みゆきは中山ミキである」あたりはずっと以前から知っていたけれど、それほどの深さ?はない。要するに、社会運動(学生運動を含む、社会主義運動?)の敗北と衰退、かつての参加者たちの悲哀を、中島のいくつかの曲に(無理矢理に?)読み込もうとするものだ。

たとえば「誰のせいでもない雨が」(怒りもて石を握った指先は/眠れる赤子をあやし抱き/怒りもて罪を穿った唇は/時の褥に愛を呼ぶ)、「ローリング」(黒白フィルムは/燃えるスクラムの街/足並み揃えた幻たちの場面/夢のなれの果てが転ぶのばかりが見えた)などなど(※「黒白」は「こくびゃく」)。

中島じしんも学生時代には当時の北海道大学のサークル等と交流があったらしいし、父君が社会派の赤ヒゲ先生とくれば、この方面の「哀愁」に敏感であることは十分に推測できるけれど・・・まぁ、社会運動の悲哀も人生の悲哀のひとつなのであって、より大きなくくりの人生の悲哀を歌えばどうにでも解釈されうるというだけのことなのかも^^。。

 
秋学期も終盤、授業に追われるほどに衝動買いが進む傾向が私にはあって、この冬もいろんなものを通販で購入した。まず、タバコをやめて3ヶ月、浮いたタバコ代40000円で「ご褒美」の酒を購入(恥ずかしながら、話のネタに、いちどはジックリ飲んでおこうと思っていた「森伊蔵」と「村尾」を法外な市場価格で^^)。定年退職後に読む予定の^^写真集は、「プロヴォーク」全巻(縮小印刷)をドイツの出版社からようやく^^。ロバート・フランク Storylines, Moving out, マイケル・ケンナ Rouge など。

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このページは、eiichiが2016年12月16日 14:47に書いたブログ記事です。

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