2017年7月アーカイブ

在外研究のためのビザ取得

この秋から1年間、英国に滞在する。そのためのビザ取得の手続きをメモしておく。 というのも、今回は、以前(2004-2005年)から手順がまったく変わっていた上に、ネットの情報(経験者のブログ記事等)がどうもあやふやで、少々とまどったのだ。まぁ、実際にやってみるとなんのことはない、先週の金曜日に申請して(土日祝の三連休をはさんで)今週の水曜朝には「準備完了」のメールが届いたのだけれど(実質的には一営業日で審査終了)。

 
(1) 申請書の作成(オンライン)
まず、Visa4UK(https://www.visa4uk.fco.gov.uk/)にて、オンラインで申請書類を作成する。

(1-1) 自分のアカウントを登録(Register an Account)して、ログイン
(1-2) Apply For Myself で自分自身の申請書類の作成。ビザの種類は Academic visitor(Business academic up to 12 month)。
(1-3) Apply For Someone Else で同行家族の申請書類の作成(同行する一人ひとりについて必要、ビザの種類は Academic visitor dependant)

質問項目はたくさんあるが、わたしが迷ったのは、以下のようなこと。

* 渡航後の住所: 決まっているわけもないので、受け入れ先大学の住所を記す。
* 「犯罪」歴: 駐車違反やスピード違反等もちゃんと書かねばならないとあるので、13年前に英国内で犯したスピード違反(罰金60ポンド)のことを記した(これについては、さらに、謝罪弁解の英文レターを一通書いて申請書類一式に添付した、後述)。
* 同行家族の「研究目的」: 同行家族の申請書にも「研究目的」を書く欄があるが(このマヌケさが英国^^)、「同行家族につき研究活動の予定は無し」と記して、次へ進む。

全項目に回答し終えたら、次のステップへ。

(1-4) 申請料金の支払い(クレジットカード)
ひとりあたり36000円(この暴利が英国^^)。

(1-5) 書類提出日の予約
ビザ審査に必要な書類一式(後述)は、代行業者(VFSグローバル、東京か大阪)の窓口に提出せねばならない。その提出日時を予約する。

(1-6) 申請書のプリントアウト
印刷した申請書に写真を貼り付けて、上で予約した日に、他の必要書類(後述)といっしょに持参せねばならない。

(1-7) 申請書の訂正
なお、いちどオンライン申請を終えると、申請書の各項目への回答は(オンラインでは)訂正できなくなるが、実は、手書きで訂正可能である。二重線を引いて訂正し、訂正箇所にサイン(パスポートと同一の署名)をすればよい。

 
(2) 申請書類の提出

予約日時に代行業者をたずねて、申請書類一式を提出する。私はとうぜん大阪の窓口を選んだが(長堀通松屋町の雑居ビルの一室)、大阪を選ぶと特別料金5000円ほどが発生する(理由は不明)。さらに、今回は Priority サービス、つまり優先的に審査を進めてくれるオプション28000円也も選んだ(あるブログによると3週間もかかるなどと記されていたから)。というわけで、ビザ申請に費やした総費用は2人分でちょうど 10 万円(すさまじい額になるが是非もなし、この不条理が英国^^)。

ただ、優先オプションについては私自身の分だけにしておいたのが、幸いした。どうせ同時に審査せねばならないのだから、家族の分も自動的に優先扱いになるだろうと予想したのだが、これがまんまと成功。優先オプション1人分28000円を節約できた^^。

それで、提出した書類は以下のとおり。

* 自分と同行家族のパスポート
過去(10年間)のパスポートもあわせて実物を提出。これに、ビザ証(Vignetteと呼ばれていた)が貼り付けられて、返却されてくる。
*勤務先学長名の英文レター(在職証明、給与証明、サバティカル期間証明をひとつにまとめたもの)
To whom it may concen ではじまる文書を自作して学長の署名だけもらおうとしたら、大学に様式がすでに準備されていた(とびきり優れた英文には見えなかったけれど、まぁいいや^^)。
* 受入先(英国の学術機関)からの招待状
むこうの大学の知人(教授)経由で事務担当者に作ってもらい、pdfファイルをメール添付で送ってもらった(正直に言うと、実はちょっと不安な代物だったのだが、研究科長からの公式の招待状が待てど暮らせど届かなかったので、見切り発車した。まぁ、問題はなかったのだが・・・このあたりの杜撰な事務処理も、いかにも英国だ^^)。
* 給与振り込み銀行の預金通帳と、過去6ヶ月の取引の英文翻訳
預金通帳じたいを提出(後日に返却されてきた)。 本国で生活に困っていないことの証明か?英文翻訳は(大使館指定の)専門業者 Glova に依頼(ネットの情報よりかなり安かった)。
* いくつかの口座の残高証明書(英文)
三井住友は800円で発行してくれた。共済は無料で発行してくれた。しかし、これらは不要だったのだろう。原本が返却されてきた。
* 戸籍謄本と、その英文翻訳
同行家族の関係を証明。こちらも、英文翻訳は Glova に依頼(迅速丁寧な対応で好印象)。戸籍謄本の原本は後日に返却されてきた。
* 「犯罪歴」に関する弁解レター
申請書の「犯罪歴」の欄に、オックスフォード市内で13年前におこしたスピード違反のことを記したのだが、いかんせん、正確な日付等の記録がもはや手元にはない。しかたないので(念のために)、言い訳の手紙を書いて、添付した(「以前に英国内でスピード違反でつかまりましたが、裁判や罰金等の正確な記録がもはや手元にありません、ごめんなさい、でも大目に見ていただければ幸いです」Dear Sirs and Madams ではじまり、I would be grateful if you could treat this case generously. で終わる、おかしな手紙^^)。

なお、ネットの情報では各書類にコピーを添えることが必要とあったが、コピーはパスポートの顔写真のページのみ必要(預けたパスポートを受け取る際に必要となる)、あとはいっさい不要である。

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