仕事の最近のブログ記事

SIMフリーなど

朝一で、大学へ。仕事を済ませて、大学近くの喫茶店で朝食(モーニング・セット)。雲は、なにやら、初秋のような気配だったけれど、今日も、たっぷり汗をかいた。

契約切れになるiPadの更新については、結局、Apple StoreでiPad mini 128GB SIMフリー版を購入して、MVNOと契約。この2年間は毎月5500円を某キャリアに払い続けてきたが、これからは毎月1000円弱。良い時代になったものだなぁと一瞬思いかけたんだけど、よくよく考えると、端末料金も加味して2年間でたかだか2万円ほどの差(たとえば au の新プラン「データシェア」のほうが明らかにトクだと思うが^^)。あとで気づいたんだけど、Apple Store の教育機関割引もたかだか数千円(たとえば au は14000円引きのキャンペーン中、でも端末の在庫がないでは仕方なかった、残念^^)。

図書館でたまたま手にした雑誌に、「ビッグデータ時代の統計解析法」(数学セミナー8月号)という記事。「ビッグデータ」の分析について、要点がコンパクトにまとめられている。

  • 数千の大規模標本の場合、仮説検定はわずかな差でも帰無仮説を棄却する。検定は不向き。
  • 与えられたデータが無作為標本かどうか、母集団が何であるかが、あいまい。
  • 対象数(レコード数)の大きさは計算上はさほど問題にならないが、対象の識別、視覚化が困難。意味を持たない大量の個体を、何らかの共通概念を用いて、意味を持つ少数の「コンセプト」にまとめる等の工夫が必要(シンボリックデータ解析)。
  • 一般的な多変量解析手法では、変量数の増加に伴って指数関数的に計算量が増える。変量数(フィールド数)が大規模の場合には、計算量について一定の吟味が必要(スパースモデリング)。
  • 強引に多変量解析を行っても、「予測」という目的については多少は有効になりうるとしても、「説明」という目的に関してはほとんど解釈不可能。たとえば、主成分分析で10000の変量を3つの変量に縮約すると寄与率は極小となり、重要な情報はほとんど消えてしまう。寄与率をある程度大きくするために変量数を数百としてしまうと、次元の解釈はまず不可能。
などなど。春休みに時間があれば、もっと調べてみよう(鬼が笑う^^)。

帰路に、大阪市立中央図書館へ寄って、↓「写真家井上青龍の時代」の著者、太田順一さんの写真集をいくつか眺めた。「群集のまち」は、大阪市内の住宅や町並みを撮影して、各区ごとに整理したもの(熟知している場所も出てくるんだけれど、住所をまちがえているような・・・)。よく見ると、すべての写真に人間がまったく現れない(超長秒露光?)。

その図書館のなかに、あたりかまわず、のべつまくなしに、大きな声で雑談をしている3人組の年配の女性たちがいて、まわりの人たちが迷惑そうに睨み付けているのに、まったくおかまいなし。で、「ったくも〜、うるっせ〜な〜」と独り言を叫んでしまった。直後から、フロアじゅうがシーンと静まりかえった^^。あとで思うに、逆ギレされてかえって面倒なことになるケースもあろうから、こんなマネは次からはぜったいにやめておこうと反省。

高い教科書

Economist誌が、大学の教科書は高すぎると指摘している(元記事)。教科書は、1970年から15倍も高額になった(消費者物価は5倍にしかなっていないのに)。記事の冒頭に皮肉たっぷりの文章。

STUDENTS can learn a lot about economics when they buy Greg Mankiw’s “Principles of Economics”—even if they don’t read it. マンキュー「経済学」を買った学生たちは経済学について多くのことを学べる、たとえ、買ったその本を読まないとしても。

この皮肉の一般的な含意は、学生たちは高額の教科書をまのあたりにして、市場原理の冷徹さを身をもって知り、それに対抗する手段を必死で考える、といったあたりだろうか。でも、私的日本的解釈はこうだ。つまり、学生たちは高額の教科書を強制的に買わされることにより、独占の矛盾を身をもって知り、対抗手段を考えることもできず、ただひたすら、担当教員や大学に幻滅して恨みをつのらせる。

実は、さきの学期末試験の監督をしていて、驚いた。ある大人数講義(他学部)では、未だに、担当教員本人の著書を、教科書として受講者全員に買わせているらしい。試験問題からして十年一日の内容。マンキューの足下にも及ばない、引用だらけの本だろう。この科目の受講生は「多くのこと」をしっかりと学習したにちがいない。

ユニケージ開発手法、iPad

昨日とどいた「情報処理」(情報処理学会の月刊誌)2014年9月号にビッグデータ特集があり、Hadoop以外のビッグデータ処理法として、パブリッククラウドと「ユニケージ開発手法」が紹介されていた。
後者は、すべてのデータをテキストファイルで管理して、Unixのシェルスクリプトで高速データ処理を行うものらしい。たとえば電気料金計算の「スマート化」、つまり、家庭の電気料金メータの読み取りが、従来の人力手動方式(電力会社の社員が定期的に巡回して各家庭のメータをチェックするやりかた)から、スマートメータによる自動送信に全面移行するのに伴い、電力会社に集積される「ビッグデータ」(一日に25億件以上)の収集整理のために、このユニケージ・システムが採用された。従来のJavaシステムでは120分かかっていた処理が、たった10秒で終わるらしい(720倍の高速化)。あるいは、某証券取引所における複雑な取引ログの整理。従来はJava+PostgreSQLで90分かかっていた処理が、たった1台のデスクトップPC(メモリ16GB)で90秒で済むようになったそうだ。ほかにも、某クレジット会社や某行政機関での活用例など。この紹介記事の副題は「コンピュータを使い切る」。大がかりで高価なハード・ソフトを導入するのではなく、手元のPCを賢くフル活用しよう、ということかな(Small is beautiful & Store data in text files)。ただ、このシステムに実装されている「統計コマンド」の一覧表を見るかぎり、「データ分析システム」とはまだ呼べないかなぁという印象も。。

ソフトバンクとの iPad 二年契約がようやく終わる。第三世代の古いiPadだけど、講義等でのプレゼンをはじめ、日経新聞や産経新聞や各種雑誌の購読、KindleやKoboや自炊本の読書、さまざまな文書の作成管理(DropboxとiCloudによる共有)、はたまた数独ゲームや、(撮影現場での^^)写真の拡大表示やカメラのリモート操作などなど、ホントによく使った。もちろんソフトバンクとの契約は解約するが、このあとどうするかを検討中。
iPad mini に乗り換えようとしてあちこちに問い合わせてみたんだけど、iPad mini 128GB版は、どうやら、在庫がすでに枯渇しているらしい(iPad Air の新型が9月発表との噂はもはや確報だけど、iPad mini も秋に新型が??)。というわけで、当面は、このiPadをWiFiのみで使い続ける(iPhoneのテザリング)ことになるが、いちいち bluetoothでiPhoneと接続するのはけっこう面倒だし、なにより、この iPad は重いので・・・(カバー込みで800g以上=交換レンズ2本分、カメラバッグに入れるかどうか、いつも迷ってしまう^^)。

奈良斑鳩、授業評価

早朝から大阪市内の某病院へ。遊び人風情の第一印象で受け答えがいまいちの若い医師。全国放送のテレビCMで「好きな言葉はドンペリです」とのたまう美容整形の医師を連想してしまった(栗本慎一郎の「医者は偏差値(勉強好きでなければ日進月歩の医療についていけない)」というテーゼも同時に・・・^^)。「検査入院」の予定だったが、午前中で終了(させた)。彼があれもこれもと提案する検査や治療はすべてキャンセル、病院を変更することにした。

で、午後がポッカリ空いてしまったので(というか、最初からそのつもりで、5kg超のカメラバックを持参してたんだけど・・・^^)、奈良斑鳩1dayチケットを買って、奈良をブラブラ。このチケットは、うまく使えば、とてもおトク。たとえば、近鉄奈良駅から浄瑠璃寺まで往復1000円超の急行バスが無料になる。火曜から、燈花会(とうかえ)もはじまっている。炎天下を重いカメラを背負って歩き回るのは、とてもよい運動。サウナのなかのように汗がふきだして、半日やると、やみつきになる。

春学期の「授業評価アンケート」結果がメールで送られてきた。受講者450名の「経済学」、自由記述の評価をながめてみた。【評価できる】というコメントは41個、「毎回レジュメがもらえる/配付資料や動画などで詳しく説明してくれる/ゆっくりと要領良く易しく話してくれて理解の助けとなった/配付資料も見やすく使いやすい/私語への対処は適切で授業に集中できた/経済学について詳しく学べ興味がわいた/桃山で誇れる先生だと思います」などなど。【改善してほしい点】についてのコメントが46個、ほぼ同じようなものばかりで、「内容が難しい/もう少しゆっくり進めてほしい/テスト予告をしてほしい/授業自体がまったくもって面白みに欠け、資料も見づらく言動も悪い、金返せ」など。

最後の「金返せ」はスゴイね^^。この匿名アンケートが始まってすでに10年以上になるだろうか。ここまでひどいコメントは、はじめてだ。ちなみに、この講義の配付資料等はすべて、こちらに公開(ゲストで閲覧可能)しているので、日本じゅうの大学の「経済学」講義と比べてみてちょうだいね。

しかしまぁ、そこまでおっしゃるのならば、この講義、来年から当分は、いたしません(というか、端からその予定だったんだけどさ^^)。

ようやく出口が・・・

春学期の講義もあと2週間を残すのみ。ようやく、終わりが見えてきた。

共通教養科目「経済学」、全学部から受講生が集まり、社会人聴講生も含めて、履修登録者は500名弱。週二回の講義の準備のために、直前の週末一日をまるごと費やすパタンがずっと続いている。私語をした者は学生証をとりあげて警告(イエローカード2枚で不合格)、学生証を出さない者は顔写真を撮影して写真照合のうえ即刻に不合格、と最初の時間に宣言したためか、今年は私語を抑えることができている。「分かりやすい」「おもしろい」と個人的に伝えてくれる受講者も増えて(なかには、「この講義を聴いて桃山に来て良かったと思った」と言ってくれる子も^^)、苦労の甲斐もあったというもの。残り2週間となったところでゲーム理論をはじめたんだけど、食いつく子は食いついてくる。まぁ、欠席が多い子や寝ている子には理解不能の講義だろうとは思うけれど・・・。

この経済学もそうなんだけど、一部の学生はほんとうにまじめだ。毎回の講義をうなずきながら集中して聞いてくれる。ここのところちょっと驚いているのは、ある三回生なんだけど、彼の発する質問はなかなかすごい。先週は、フーリエ解析の適切な参考書(三角関数や微積分の基礎からわかりやすく説明してあるもの)はないだろうかという質問。20年以上大学教員をやっているが(非常勤で「有名大学」の学生さんたちにも接してきたが)、フーリエ級数の質問を受けたのは、はじめて。今週は、「OSを作る」というプログラミングの本を持参してきて、アセンブラとC言語のリンクがよくわからないという質問。う〜む、30年前には一所懸命そういうことをやった時期もあったけれど、最近のアセンブラのことはボクもよく知らないよ。いずれの質問も、にわかには返答に迷ってしまった。

返答に迷った理由は、何はともあれ、知識への渇望、意欲はすばらしいとは思うのだけれど、本学経済学部の学生としては(しかも三回生の時点で)、フーリエ解析やOS開発技法の学習を(趣味のレベルを超えて)どこまで深めることができるのか、という点なんだけど・・・。まぁ、フーリエのほうにちょっとつきあってみて、モノになりそうなら、卒業研究には景気指標のスペクトル分解でも薦めてみようか。そういえば、こちらも30年前にかじったテーマ、なつかしい^^。当時はTIMSAC というFORTRANパッケージが使われていたが、いま調べてみると、TIMSAC for R というのが出ている。

Rmpfr

ついでに、R の任意精度演算パッケージ(Rmpfr)。たとえば、

「2n - 2 が n で割り切れたら n は素数である」
という命題を用いて、10000までの素数をすべて求める

library(Rmpfr)
two <- mpfr(2,10000)
for(i in 1:10000) if( (two^i-two)%%i ==0 ) cat( i," " )
10000ビットの精度で計算^^。

なお、このパッケージも、某サーバ(CentOS 5)上の R へ入れようとすると、gmp(GNU MP)がない、GNU MPFR がないとおこられる。それぞれを wget して make install (GMP, GNU MPFR)の後に、R から install.packages( ) 。

RStudioサーバ版、RMeCab

いくつかの科目で R のプログラミング実習をやっているんだけれど、追加パッケージや追加ソフトのインストールが必要な場合には、いつも困ってしまう。実習室PC一台一台で、受講生に逐一やらせるわけにもいかず・・・。おりしも、形態素解析(の入り口^^)のつまみぐいでもやってみようかというところだったので、この際、RStudioサーバ版の利用を試みようと思いついた。以下、某サーバ(CentOS 5)へのインストール・メモ。

必要なライブラリ等を yum install した後に R3.1.0本体をまず make install。次いで、Rstudioサーバ版、日本語文書処理(形態素解析)のためのmecabとその辞書、このあたりまでは、ほぼ、make一発で完了。ちょっと手間取ったのが、RMeCab(Rからmecabを利用するためのインタフェイス)。提供サイトに丁寧な説明があるが、指示通りではインストールできない。libmecab.so.2 がないからダメというエラーが出る。ふと気づいて、

ln -s /usr/local/lib/libmecab.so.2 /Rのlibディレクトリ/
で解決(Rの .libPaths( ) でもよいのかな)。

さて、授業のほうはどんな風に進めようかと考え中。参考文献として、(丁寧なダウンロードサイトを提供してくださっている方へのお礼もかねて、ご著書の)「Rによるテキストマイニング入門」を購入。したのはよいが、迂闊にも(以前から買い物カゴにあった)椎名林檎のライブDVDとあわせての注文になってしまった(研究費で領収書を出すのがちょっと・・・^^)。ちなみに、椎名林檎は、ワールドカップ応援歌 Nippon ですっかりファンになってしまったから。

カルチャーショック

教育実習訪問で大阪府立高校へ。「授業崩壊」に近い状態を目の当たりにした。うちのゼミ生は健気に、実に辛抱強くやっていたが、率直に言って、あの状態は、教え方がどうとか、授業の内容がどうとかいうレベルの問題ではない。授業料無償化はむしろ逆効果?

授業参観中にちょっと気になったことがあって、デジタル/ディジタル、キロバイト(103=1KB)/キビバイト(210=1KiB)、どちらを使っているのか、情報科担当の先生に聞いてみたら、なんと、教科書には「ディジタル」と表記されており、キビを常用しているとの返答。私見だけれど、「ディジタル」などと書いてもどうせ英語の発音にはまったく遠いのだから(慣用の)「デジタル」でよいだろうし、キビを使うなら「キロ」と称するべきではないように思う(イギリス英語ではむしろ「デジトー」のように聞こえる気もするけどね^^)。
音声データの曲線を見せながら、アナログ→なめらか、デジタル→カクカクという教え方はおもしろい感性だと思ったけれど、「カクカク」という日本語表現はあるんだろうか。というか、英語でどう言えばいいんだろうかと(なぜか参観中に)悩んでしまった^^。「角ばった」は angular だが、ちょっとイメージがちがう。piecewise linear (区分的線形)などというといかめしい。やっぱり「カクカク」か^^。

夕刻に会った英国人に、一般論として「授業崩壊」の話をしたら、叩け・殴れ・それだけでよい、我々はそう育てられたと繰り返し主張していたが、彼は a leashed dragon を自称する巨漢で、なおかつ、私立校(パブリックスクール)の出身なのだ。公立校ではそういうわけにはいかんだろうと問うと、そうそう英国の公立校は○○○、野に放つと□□い××の△△△だと・・・^^。

新学期のいろいろ

入学式から2週間、目のまわる忙しさで時が過ぎ、本日ようやく4月はじめての「休日」(といっても、明日のゲスト講義の準備が必要だけど)。週に8コマや9コマも担当するなど、この歳ではもうムリだからと言い聞かせてきたのに、今学期もまた、週8コマ(+1コマ/月)となってしまった。

「経済学」は455名の履修登録(楽勝科目の噂でも流れているのだろうか)、しょっぱなから最大収容室への教室変更。週2回のうち1回は講義をして1回は関連するビデオを見る構成にしようと企てた(木曜はみっちり講義の4連チャンという事情もあり・・・^^)。が、いざ探しはじめると、困ったことに、適切なビデオがなかなか見当たらない。初回講義では、まず気を引くために、安倍首相が買い物をする写真(首相、三越でお買い物、消費増税に理解求める)を見せたあとに、総理が購入した書物のタイトル『若者を見殺しにする日本経済』を引いて、「世代間格差」の話をする。その次の回に見せるために関連するビデオを探してみたが、けっきょく、なんとか参考になりそうなものは、これ(「若者奴隷時代と日本経済」)のみ。小黒一正、島澤諭といった正統の経済学者もたしかに登場するんだけれど、なんといっても「桜チャンネル」の番組、マンガ嫌韓流の山野車輪なんてのも登場したり・・・^^。まぁ次からは、NHK教育あたりの格調高いところから抜粋しよう。

逆に、今年度からスタートの「情報処理資格講座」は、意外に人が集まらず、少人数実習室へ教室変更。初回終了後に一回生が数名やってきて「コンピュータのことは何も知らないけれど大丈夫ですか」と聞くので、「大丈夫だ」と応える。こりゃ、エンドレスでのケアが必要、と腹をくくった(つもり)。

昨晩帰宅すると、ある若い職員さんから退職の挨拶状が届いていた。この人のことだから、なにか新しい大きなことにチャレンジするのだろうと、すぐにピンときた。勇気に敬服。若いことは素晴らしい。

ゼミ募集、カーリング

専門ゼミの一次募集、ボクのゼミにはちょうど定員の20名が応募してきた。そのうち8名がボクのコース演習(プレ・ゼミ)を現在履修中の学生。プレ・ゼミは実質参加者が13名だから、そのうち8名(6割強)が明年度以降もボクのゼミを志望してくれたことになる。これはちょっと驚き。コンピュータやデータ分析といったコトバにひかれてやってきても半年もすれば難しくて逃げていくというパタンが、これまでの常だったのに・・・。ちなみに、経済情報処理演習IIの履修者からも3名、2回生の登録者が5名だからこちらも6割の残留率。まぁ、たぶん、この秋学期は担当コマ数が5コマと少なかったので(記憶にある限りで、新任で赴任した20数年前以来のこと)、いつもニコニコと(万全の準備で)講義をしていたからだろう^^。

カーリング女子、オリンピック出場決定!ドイツ戦からTVのライブ中継を注視、土曜日曜の中国戦(二連敗)はほんとうに悔しかった。で、瀬戸際のノルウェー戦に午前0時からかぶりつき。序盤は苦しい展開で、ひたすらに相手のミスを祈りつづける応援(いかにも英国発祥のスポーツ^^)。勝負を決めた第7エンド大量6点の場面、相手のスキップがラストショットをミスした午前2時40分くらいに、寝静まったマンションで歓喜の声を発してしまった^^。いやぁ、よかったよかった。

「金融政策」の英語

大学院に新しく設置する科目の英語名を考えねばならないということで、一昨日、現在の大学院科目の英語名一覧表をざっと見た。こんなものがあるとは、つゆ知らず。それで、ちょっと驚いた。これらの英語科目名は英文の修了証明書に記載されるらしい。ということは、かの「インドの東大」や「ヨーロッパの東大」からやってきた交換留学生たちも、その英文修了証明書を持って帰国し、それぞれの「東大」に提出したわけだ(あな、おそろしや^^)。

本学大学院設置申請のときから使われてきたであろう(つまり、ここ15年ほど使われてきた)英語科目名のなかに、ふたつほど、怪しげなものを発見(他にもあるんだけど、まぁ細かいことを言えばキリがないので・・・)。ひとつは金融政策研究 Studies in Financial Policy 、もうひとつは流通経済論研究 Studies in Distribution Economics 。

金融政策は Monetary Policy だ。たとえば、世界でいちばん読まれている定番教科書 G.Mankiw(マンキュー)の Macroeconomics には、財政政策 Fiscal Policy 、金融政策 Monetary Policy という用語は登場するが、Financial Policy なんていう用語はどこにも出てこない。上級編の定番教科書 D.Romer(ロマー)の Advanced Macroeconomics も同様。FRB(アメリカ合衆国の中央銀行)も Bank of England(英国の中央銀行)も、金融政策は Monetary Policy と明記している。
たしかに、日本人の古い?先生が金融政策を Financial Policy というのはボクも知っているけれど、少なくとも現在では、これはおかしいだろう。この点を明確に示しているのが Bank of England のWebサイトで、中央銀行の業務のうち、インフレ・ターゲットや量的緩和政策などを中心にしたマクロ経済政策を Monetary Policy と定義して、金融システムや銀行経営の安定性を確保するための政策を Financial Policy と定義している。前者が中央銀行が行う金融政策、後者は(日本では)金融庁あたりがやる仕事だろう。

それから、流通経済論研究 Studies in Distribution Economics のほうは経営学分野の科目だが、Distribution Economics と聞いて「流通経済」を思い浮かべる人はまずいないだろう。Distribution Economics といえば「所得分配の経済学」に決まっている。まぁ、経済学の人間がとやかく言う筋合いではないのかもしれないけれど・・・。

中島みゆきは中山みき

うちの学部には、仕事ができない教員が若干一名いる。年齢はすでに40歳を越えているはずだけれど、理解力の低さに加えて、責任感といったものが欠如している。不幸なことに、彼はいま、私の「部下」である。そして「上司」の私は、本日の会議終了後に、彼がまとめるべき書類を一人で作成している。まぁ、本日のものは、ほんの数時間で完成したけれどネ(彼にまかせた場合、ほとんど全てを逐一指示せねばならず、おそるべき理解力の低さにジリジリしながら、数倍の時間と労力をかけた揚げ句に、けっきょく未完成のままで放り出されてしまうのがオチだから)。私が彼の仕事を肩代わりしている時間に、彼は、例によって、大学近くの居酒屋で酒盛りに参加していたのであろう。いつものように、責任を投げ出して(というか、自分が取り組むべき仕事だという意識すらないのだろう)、美酒に酔いしれていたことだろう。実にバカげた話ではあるが、どうしようもないのである。こういうのを「社会人基礎力がゼロ」と表現するのだろうが、ここは大学なので「社会人基礎力」など問題とされないのであるし、私のほうも「上司力」を問われたりすることはないのであるから、こんな「部下」を説諭するなどという面倒なことはしたくないのである。
まぁ、根っこの根は悪くないヤツだとは思うんだけどなぁ。今年は、不幸な巡り合わせ?が重なって、彼の存在がひときわ目立ってしまった。昨年の場合には、ほとんどの書類は一昨年のものを微修正するだけでよかったはずだし、ほとんど全ての作業を、有能な某職員さんと優しい「上司」が影でサポートしたんだろうと思う。今年は、カリキュラムを改革したためにほとんどの書類を作り直す必要がある上に、有能な某職員さんが配置転換でいなくなっちゃったのだ(加えて、今年の「上司」はまったく優しくないし・・・キレて、いちど、ひっぱたいてしまった^^)。

というわけで、雑務も終わったし、昨日届いていた DVD をもういちど見よう。中島みゆきである^^。ライブである^^。「中島みゆきは中山みき」(呉智英)、けだし至言だ^^。

「ポートフォリオが学習支援に活用されるための条件」というセミナーを聞くために、日帰りで名古屋大学まで行ってきた。

北陸方面の工科大学の成功例は以前から聞いていたが、東京六大学あたりでも Mahara 等の導入が進んでいる様子。でも、このテーマの「専門家」を自称する方が大声で何度も強調していたけれど、我が国の大学では「大半が失敗例」という状況らしい。効果への懐疑、担当学生数の多さとフィードバックの煩わしさなどなど、まぁ、事情は実によくわかる(本学の状況をかえりみるまでもなく^^)。ちなみに、成功例の工科大学では、各教員が、毎週、60〜70名程度の学生に対して懇切丁寧なフィードバックを実践しているそうだ(教員採用時の誓約事項としているそうだ^^)。
そもそも、教育観のパラダイムシフトを高邁に語る「専門家」自身が、なぜ「e-」でなければならないのか(なぜ「電子」ポートフォリオでなければならないのか)をうまく説明してくれていないような気がした。東京のH大学海外留学組のコミュニケーション促進の話は面白かったけれど、それ自体ならFacebookあたりでも既に広く実践されていることで・・・(もちろん、成果物を自己PRに使う等の「メリット」は強調されてはいたけれど・・・)。

ところで、名古屋に行くために夕刻からの別の約束をキャンセルしたんだけど、それを知らせるメールが相手方に届かなかったようだ(Gmailからソフトバンク携帯へのメール送信が不調?)。約束の時刻にボクがあらわれないので相手は何度もメールをくれるんだけど、こちらからの返信はまったく届かず、けっきょく、1時間以上もボクを待ち続けてくれた。今度会うときに埋め合わせしなくちゃ。。

電子書籍

iOS(iPhone,iPad)の NewsStand(マガストア)や Kindle を利用して電子書籍を読むことが増えた。読んでみたい本があれば、まず Amazon で Kindle版を探す。雑誌もマガストアで「立ち読み」して、面白そうならそのまま購入する。何冊かの経済誌などは NewsStand で定期購読している。

しかし、どうもこれが、まだちょっとアヤしげで・・・^^。日経○○○○はごく最近に NewsStand でも読めるようになったが、最新号の一部の記事にはモザイク(スクランブル)がかかったままになる(印刷版の発売から数日後にモザイクは解除されるんだけど、何の意味があるんだろうか)。○○春秋などは、ごく一部の記事だが「著者の意向により電子版への掲載はいたしません」となっていたりする(購入後に気づく)。この「著者」というのがインタネット草創期から相応に有名なMLを運用してきた御仁だったりするのも不思議だが・・・^^。


で、昨日は、定期購読している某週刊誌が読めなくなってしまった(来年4月までの定期購読料を払い込み済みなのに)。アプリの開発元へ問い合わせたが返事がないので、アップルサポートに電話をして、問題が解決しなければアップルストアが購読料を返金するという約束をもらった。すると、その数時間後に開発元から返事がきた。が、その返事に呆れた。「iPadのポップアップ画面をキャプチャーして返信しろ」とある、そちらのシステム誤作動に決まっているだろうに・・・。案の定、他からも苦情が押し寄せたのだろう、そのまた数時間後にようやく誤作動は是正された。

あるいは、こういう珍妙な例もある(某大新聞社系列の由緒正しき週刊誌である)。この雑誌の定期購読料金(←画像参照)は、発行元が根っからのバカなのか、それとも巧妙に仕組まれた「詐欺」なのか・・・^^。1ヶ月2400円、3ヶ月7800円、6ヶ月14800円。1ヶ月契約で自動更新すれば6ヶ月14400円で済むところが、6ヶ月の長期契約をすると14800円も払わねばならない。「長期契約のほうがおトクにきまっている」という先入観(錯覚)に巧みにつけこんだ、行動なんとか学的戦略か^^。

論より統計?

「論より統計!」というシンポジウムを聴くために、日帰りで早稲田の大隈講堂まで行ってきた。どこかの社長さんと文科省のお役人の話は退屈で中座してしまったが、後半のパネルディスカッションは楽しくて勉強になった。

「統計ブームは一過性のものですか?」という質問に、O大学K教授は、間髪入れずにきっぱりと「そうですバブルです」^^。

ベストセラー『統計学が最強の学問である』の著者のプレゼンも面白かった。「データサイエンティスト」などという職業は、数年後には、口にするのも恥ずかしいお笑いネタになる(ちょうど、以前に「ハイパーメディアクリエイター」などという用語が流行したように)というあたりはよくわかる気がするんだけれど、この医学畑の人が経済学の話題を持ち出したのにはビックリした。「理論偏重の経済学」という前置きのあとに、シンポのテーマどおりに「論より統計!」が強調されて、なんと、R.バローの経済成長論が引用されていた(バロの顔写真入りスライドで)。経済成長の最重要ファクタは「教育投資」、明治の日本を思い起こしましょう、教育をしっかりやって我が国を盛り上げましょう、という結論だった(かな?)。しかし・・・昔から経済学には「理論なき計測」という言い方もあるのだけれど・・・バロに代表される収束理論の研究は経済発展の初期中期段階に着目していて、実はなかなか実証がうまくいかないので民主主義の度合いだとか(やや恣意的な)いろんな説明変数を加えたあとに、クラブ仮説というのを持ち出してデータを(やや恣意的に)グループ分けしたり・・・。東大医学部卒、30歳にして時の人となった統計学の俊英が、泥臭いケインジアンから美しすぎる新古典派に転向した経済理論家を引用する。おもしろいと思った。

最後に、O大学K教授が強調したコトバ(統計学は「大人」の学問、おもてなしの「お」)が印象的だった(この先生のO大学での授業はきっとメチャメチャに楽しいんだろうなぁ^^)。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち仕事カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはサッカーです。

次のカテゴリは写真です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.13-ja