イギリスの最近のブログ記事

水の都のストリートビュー

Google がヴェニスのストリートビューを公開したというので、さっそく眺めてみた。ずっと以前に一度だけ訪れた場所だけど、教室の窓の外にアドリア海が広がる大学で学会のランチサービスにワインのボトルが並んでいたこととか、川沿いのレストランで女給がBill(勘定)に勝手にチップを書き込んできたので「店主を呼べ」と語気を荒げたら勘定が半額に訂正されたこととか、いろんなことを思い出しながら、1時間ほどヴェニス観光を楽しめた。
それで、あの頃のことがすっかり懐かしくなってしまって、ヴェニスのあとに、英国のストリート・ビューをまた1時間ほどながめた^^。1997年から98年にかけてマンチェスタで住んだ家(13 Bath Street, Altrincham,UK)はあの頃のままで健在。2004-05滞在時にお世話になったウッドストックのマダムの家は、相変わらず売りに出たままの様子(不動産屋のFor Saleの看板が見える)。中にとまっている赤い車は、我々が帰国する時に買い取ってくれた VW では・・・(そんなはずはないか^^)。

Spooks

2002年から2011年まで英国BBCで放映された人気ドラマ。Spookはスパイを意味する口語で、英国 MI-5(機密諜報部)のエリート諜報員たちが死闘を繰り広げ、国際的な密謀から英国を救うというストーリー。毎回、英国にふりかかる国難がギリギリのところで回避され英国の平和と繁栄が守られるわけだが、その国難の設定が巧みでほんとうに起きてもおかしくないようなものばかり。シリーズ1からシリーズ10まで全DVDを Amazon.UK から個人輸入済みなんだけど、数年前にシリーズ7まで見終えたところでストップしていた。久しぶりに押し入れから取り出してきてシリーズ8,9,10を最後まで見切ってしまおうということで・・・。欧州型PAL形式のDVDは日本のBDプレーヤでは再生できないので、PCで再生してHDMIで転送して大型テレビで鑑賞。

一貫する傾向というか、全ストーリーに通底する主題がふたつあって、まず、アメリカをはじめ他の先進(民主主義)国は表面的には協力的だが、いざという時には何の助けにもなってくれないことがとことん強調されている(というか、当たり前の大前提になっている)。とくにロシア人のスパイは相当に冷酷かつ狡猾に描かれていて、まぁ英国人一般のロシアに対するスタンスがうかがえるというもの。また、主人公(MI-5のメンバー)たちは個人的には優しい人格者ばかりなんだけど、ほぼ毎回のように、「数千人数万人の命を救うためには数人の犠牲はやむをえない」という "math"(功利主義の算術)で問題の最終解決がはかられる(そういえば「一人の命は地球より重い」なんて言ってた首相がいたがそんな日本語は英語には翻訳できないのだろう^^)。

インドやパキスタン(英国の元植民地)は基本的に愛すべき同胞として描かれているが、「頼むからお互いに仲良くしてくれ・仲良くしようよ」という感じ。中東アラブあたりの描写は微妙で、何をしでかすかわからない連中という位置づけだろうか、この地域の国が悪者になるときには架空の国名が使われる(Tazbekistanとか^^)。やっかいな事件の多くはカネと宗教にまつわって生じるけれど、犠牲になるのはいつも純粋な若者や貧しい人たちで、黒幕はかならず拝金主義者というシナリオもおもしろい。記憶する範囲では、IRAあたりの英国内の紛争や難事は一度も話題になっていないが、これは highly sensitive (冗談ではすまされない)という配慮だろうか。
ちなみに、中国はときどき「脅威」として引用されるが、日本は世界の権力闘争のなかにまったく登場しない。「日本」が登場したのは、記憶する範囲で2度だけ。MI-5 のアジアにおける "asset"(つまり、重大な情報を MI-5 に流してくれる大物スパイ=中国人)が「情報がある」とか「会いたい」とかいうことを伝えるときのサインに、日本のJリーグの試合結果を秘密の合い言葉として使った場面(ガンバ大阪が前半にコーナーキックを10本とったとか、あるいは鹿島アントラーズが後半にペナルティを得たとか、チーム名が正確に引用されていた^^)。もう一度は Financial Eclipse という特殊用語が登場した回で、英国政府が財政破綻の危機に直面したときに「日本のように」という表現が数度語られた。

年の瀬に思い出す人

2004-2005 の英国滞在中にお世話になった人のこと。Woodstock という美しい街の近くに住んでおられて、ときどき自宅にお邪魔した。エリザベステーラがお忍びで(不倫相手と)長期滞在したという The Bear Hotel と、W.チャーチルの生家 Brenham 宮殿で有名な街。彼女が所有する大きな広い家は Oxford から Woodstock へ向かう道路の脇、英国空軍飛行場の近くの campsfied という所にあって、彼女は娘さんとの二人暮らしだったが、家の中にはよく、空軍の若い訓練生と地元の警察の幹部がいた(空軍や警察と契約して、その広い家を、宿舎兼会合場所として提供しているようだった)。裏庭にはいつもイングランド旗(ユニオンジャックではない)が掲げられていて、2005年7月のロンドン地下鉄爆破テロのときには、ボクが「ハーフマスト(半旗)にしなくちゃ」とアドバイス^^してあげたのを覚えている。帰国時にボクらの車を買ってくれた人でもある(£2700で買ったフォルクスワーゲン、地元のあくどい業者の言い値は£700、ロンドンの日本人業者の言い値は最大で£1000、で彼女は£1000で買ってくれた)。 ところが、一ヶ月ほど前に、何気なく "Campsfield Woodstock" で検索してみると、驚いたことに、あの彼女の家の写真が出てきたのである。この家。なんと、売りに出されている。100万ポンド(=2億3千万円くらい^^)。どうしちゃったんだろう、なにかあったのかなぁ。体調が思わしくないんだろうか、事業が思わしくないんだろうか。あるいは、単に大きすぎる家を引き払うだけのことだろうか。妻とふたりで、いろいろと想像している。彼女にとってぼくらは one of them 、2年も不義理をしておきながらいまさらメールを出すのも気がひけるし。。

ユニオンジャック問題

「ユニオンジャック」とは、英国すなわち「連合王国」の国旗。イングランド・ウェールズ・スコットランド・アイルランドの4つの国が統合されているから「連合王国」。なのに、ユニオンジャックは、イングランド旗+スコットランド旗+アイルランド旗の模様になっていて、ウェールズ旗は取り入れられていない。これを「ユニオンジャック問題」というらしい。なぜか最近この問題が再燃したらしく、イギリス紙テレグラフが、ウェールズ旗の模様を取り入れた新しいユニオンジャックの図案を公募した。で、その公募に、なぜか、日本の「2ちゃんねらー」たちが応募したそうだ。 テレグラフのサイトで「2ちゃんねらー」たちの図案を見て、笑いがとまらなかった^^。こちら(「日本がユニオンジャック問題を解決してくれるってさ」)。冒頭の図案をクリックすると数々の応募作が楽しめるが、Japan からの応募作は一味ちがう(軽薄ニッポンここにあり^^)。 なかでも最高傑作は、少女がユニオンジャックのまんなかに仁王立ちしている図案。この少女は Cornwall 出身だそうで、ナルホド~この「2ちゃんねらー」はイギリス通だわ~と思わずうなってしまった。なぜ Cornwall か?(私の拙い知識で解釈を試みると)イングランド人が先住のケルト人たちをスコットランド・ウェールズ・アイルランドに追いやったわけだが、逃げ遅れたケルト人はイングランド南西端の辺境の地 Cornwall に留まったのである。この図案を描いた「2ちゃんねらー」は、ウェールズもかわいそうだけど、Cornwall のことも忘れちゃいけないよと示唆しているのだろう^^。(この少女は、「苺ましまろ」とかいうマンガの登場人物でもあるらしい)

国民の半分の個人情報流出

ひさしぶりに大笑いしたニュース。なんでも、イングランド北部の役人が、2500万人分(イギリスの人口の約半分)の住所・氏名・銀行口座や収入の個人情報データを CD 2枚に焼いて、ロンドンの査察官のもとに郵送したそうな。たった3ポンド(700円)を払えば registered 書留にできるものを、なんとなんと、普通便で送ったそうな(ちなみに私は、英国滞在中は、すべての郵便を registerd にしてたよ、そんなのジョーシキだと思ってた)。で、大事な大事な封書はロンドンへは届かず、紛失。書留でなかったために、追跡もなんにもできないらしい。引き受けた会社(TNT)は、そんなもん書留にせえへんアホが悪いと逆に役所を非難しているそうな。警察いわく「犯罪者の手に渡ったという確証は未だない」^^。これが実は三週間前の話、どうにも手の打ちようがなかったらしく、一昨日、当該官庁の責任者が、事実を説明して謝罪、同時に辞任した。世間はハチの巣をつついたような大騒ぎ、と思いきや、こんなときにも冷静沈着なのがイギリス人。ロンドン地下鉄爆破テロのときにブレアが言ってた英国精神、なんてったっけ、そうそう、British stoicism ^^。金曜の午前中に英国哲学青年とその話をしたら、そうなのよと大笑いして、人口の半分の年金記録が入力すらされていなかった日本よりマシだろうと言われてしまった^^。

ケンブリッジ・スパイ

ときどき、BBC 制作の DVD を Amazon.co.UK から取り寄せる。正月に注文したのが昨日届いた(Cambridge Spies, Little Britain Series 3, Dr.Who Series 2)。Little Britain と Dr.Who は、Series 1 から順次に収集中。Dr.Who は、昨年のクリスマスに放映されたという主役交代記念特別版を、約一年遅れで見た(最近は NHK BS でもやってるんだけど)。Little Britain は、はまると一日見続けてしまうので、週末まで我慢。といいながら、ずっと見たかった Cambridge Spies を、約5時間かけて、一気に最後まで行ってしまった^^。ケンブリッジで共産主義に染まった4人がソ連のスパイとなり、イギリス政府の要職に就いて、スターリンに機密情報を流し続けるという(実話)ドラマ。ソ連に裏切られ続け、逆にイギリス社会の温情にホロリとしつつも、Still burns, belief, in the belly. と強がり続ける。でも、いよいよ正体がばれてソ連に逃亡する時には、ドーバー海峡の船の上で、England, England と号泣するのでした。ソ連の工作員を相手に、逃亡先はフランスではだめかと懇願するところで失笑(ソ連が怖い国だってわかってんじゃん^^)。4人のうちのリーダ格の人物は、なんと、女王のお気に入りで、日常的にウィンザー城で女王と2人きりで酒を飲みながら会話を交わしていたほどの名士だったので、正体がばれても訴追されなかったらしい(サッチャーが首相になった時にその事実を知り、すべてを暴露して、爵位をとりあげたとか)。あぁおもしろかった^^。試験期間に突入寸前の時期に何をしておるのか(でも、半年間しんどかった講義がほぼ終わったし・・・^^)。

売春法

ひさしぶりにたまたま見た The Guardian の記事、『売春への新たな締めつけ』から、英国では「赤線」(Cf. GHQ「公娼廃止指令」1946年)が導入されようとしていたことを知った。 この red-light-zone 計画で売春をライセンス制にして合法化しようとしていたのは、愛人問題で辞職した元・内務大臣の D.ブランケット。現大臣がこれに「待った」をかけて180度方向転換、kerb-crawler(売春婦を見つけるために歩道沿いに車をゆっくり走らせる人、飛田や松島にもいますネ^^)の運転免許を剥奪する等の新方針を打ち出したとか。 kerb-crawler は運転免許を剥奪されるだけでなく地方紙に名前を公表される^^とか、英国ではマッサージ屋とサウナ(そーな)が売春窟だとか、リバプール市がこのライセンス取得にやっきになっていた^^とか、ミドルスブラ市がもっとも盛んだとか、英国売春婦団体というのがあってこの新たな動きに猛反対しているとか、いろいろと情報満載だけど、私はなにより、ブランケット元・大臣がどんな理屈で「赤線」導入政策を持ち出したのかを知りたい(やっぱり、自由意志の尊重?)。

あと始末5

まだまだ続く、低脳劣等民族とのたたかい^^; 例のブロードバンドプロバイダ Wanadoo ですが、いまだに、毎月の使用料を勝手に引き落とします。email はもう10通くらい、電話も3度ほど、まったくラチがあきません。今回は、銀行に支払いの停止を頼もうと思って電話してみました。そしたら、ちょうど昼食時だったようで、あとでかけろと怒られました(24時間対応のはずなのに;;)。で、一時間後にかけなおしたら、そんなことはできない、と言われました。で、仕方なしに、Wanadoo にまた電話しました。でも、今回ははじめてまともな人間が応答しました(と思う)。「アカウントを止めた」という確認のメールが来ました。でも、来月分の使用料は引き落とされるでしょう。端金は恵んでやって、もうこれであきらめようと思います。ともだちのスコットランド人にその話をしたら、「俺が電話してやる」と言ってくれましたが、「まぁ来月まで待ってみる」と答えました。ちなみに、彼の前では、I hate Britain とは言わずに、I hate England と言ってます^^。おしまい。

あと始末4

まっこと予想に寸分たがわず、未だに、かの後進国・低脳劣等民族^^;のトロさ・セコさ・ズルさにキレまくる日々。不動産屋 -- 「退去後10日以内に敷金を返却する」と契約書に明記されているのに、三週間を過ぎても音沙汰なし。Wanadoo(ISP)-- 契約書にかけらもでてこない "Cancellation Fee" とやらを要求してきたので、「24時間以内に返答します」という窓口に苦情を送ったが三日待っても返答なし。BT -- かのオペレータとの電話の後、あの時点で払いすぎだった分の小切手を即座に送ってきたのはよいが、Final Bill の清算どころか、いまだにアカウントが生きていて、9月分使用料が掲載されている(電話線も未だ切れていなかったりして・・・^^)。このあと、まだ何かヒドいことが起こりそうな予感。あぁ、怒りをしずめるサンドバックが欲しい。

(その後) 27/Sep Wandoo とは未だにこんなアホなやりとり(おまえら、母国語の英語の手紙くらいマトモに書けよ)。さらに驚いたことに、British Gas から Final Bill の請求が email で届いた。なんで、いまごろ、こっちに来るんじゃい!!不動産屋がな~んにもしていない証拠。おまけに、「アカウントからログインして Bill を見ろ」というんだけど、んなもの帰国前に合意の上で抹消済みじゃないか。だいたいね、イギリスの人口は日本の半分なのに、ホワイトカラーの職種がやたらに多い。マジに足し算もできない阿呆な白人が事務をやったりするからこんなことになるんだよ。29/Sep Wanadoo から謝罪とともに訂正の連絡。のらりくらりとトボけた応答を続けて相手があきらめるのを待ってたんだろう。まったく、ほんとに、もう。。不動産屋にもメールを出しておいたら、返事が来た。なんでも「ガスの Final Bill が届いていないので清算ができない・数日中には清算する」だと。ガスの Final Bill は二日前に出てるはずだけど、おかしいことだねぇ。 05/Oct Wanadoo, 謝罪して訂正しておきながら、最初の超過支払い分を勝手に引き落としやがった。再び、苦情窓口へメール。不動産屋、一週間たっても音沙汰なし。ど~せ、さきの言い訳であと一ヶ月くらいは遅らせても大丈夫と安心してたんだろうけどさ、そうはいきませんわ。こちらも再び督促のメールを送付。 07/Oct 不動産屋から返事、「10/10 に振り込む」。来年の10/10じゃないだろうな。10/Oct 不動産屋から敷金戻る。£90 ほど引かれていたがまぁいい。問題は Wanadoo 。「次回請求日に超過支払い分を戻します」だと。まったく、たかが £18なんだけど、こいつらのトロさ・セコさにはどうにも腹の虫がおさまらない。21/Oct 次回請求日がやってきたが、予想どおり、かのクズどもは、またおもしろいことをやってくれました。今度は、11月分の使用料を課金してきました。もう、ここまでされると、もうなんというか、ホントに・・・^^;

6 Harvey Road

昨日から一泊二日でケンブリッジへ。ケンブリッジに寄るのは三度目のはずだけど、まともな観光はこれがはじめて。ハーベイロード6番地(ケインズの生家)、punt (ボートこぎ)、King's College、FitzWilliam Museum という順で、おのぼりさんを。明日は家を明け渡した後、バッキンガムの最高級ホテル(フツーの街ではフツーのホテル^^)に一泊、明後日はヒースロー空港までタクシーで出て(ここだけちょっと贅沢します・バスはやっぱりアテにならんもんね)、キャセイの格安エコノミーで帰国(その分こちらで節約していることを一応強調^^)。BT+Wanadoo(ISP)が明日には回線を切る予定なので、これがイギリスからの最後の通信。妻は、日本人留学生とのお別れ飲み会へ。私は一昨日、Woodstock の貴婦人にイングランド伝統のお別れの挨拶を受けただけでもう充分(オックスフォードには半年後にまた来たいと思うのですが)。。それにしても、バッキンガム大学の留学生の皆さん、ホントにお世話になりました、異国で人一倍努力した分はきっと報われるはず・報われることを祈念してやみません。また会えるといいなぁ^^。

アメリカ経済の影響

土・日も学会、他にすること無いから^^。シカゴ大 T.Sargent の講演、Recursive robust decisions with hidden states さっぱりわからない;;Sargent が高級なJokeをとばすたびに、大講堂の前方から笑いがおこる(すかさず周りを見回して、わかっていないのは私だけではないことを確認^^;)。マンチェスタ大 D.Osborn (とその弟子)の報告、Business cycle linkages for the G7 countries: does the US lead the world? このおばさん、8年前に私がマンチェスタで研修していた頃に経済学部大学院の長だった人。アメリカは未だ世界経済のリーダか、という前置きで、やっていることは、アメリカの経済成長率と他国の経済成長率との2変数 STVAR (Smooth Transition VAR)モデルを推計した後に、グレンジャー的の因果検定。結論は・・・アメリカは世界経済をリードしている。ただし例外は日本。日本だけはアメリカの景気動向の影響が有意にならない。・・・んなアホな^^;(カタコトの日本語も知らん人がええかげんなこと言うたらあかんわ~)。regime-switching モデルは私もずいぶん前に少しかじったが、推計結果がとても不安定。特に、日本の GDP や消費の四半期データは他国にはない特徴(強い季節変動)を持つので、季節変動調整済系列の前期比成長率を使うか、原系列の前年同期比成長率を使うかでも、計算結果がガラリと変わってしまう。 日本の輸出総額のうち25%はアメリカ向け(中国向け12%を含めてアジア向けが50%を占めるが)、この結論を支持する理由探しをするよりは、計算間違いを疑うのが妥当と思う。

学会で傘とられ;;

ESWC 2005 at University College London。フランスの若い女性の報告 Vive la revolution ! Long term returns of 1968 to the angry students 。タイトルに魅かれて会場へ(聴衆10名ほど^^;)。世界中で学生運動の嵐が吹き荒れた1968年、フランスでは学生たちが試験を簡単にすることを要求したそうで、その結果、1968年だけ、大学入学者、学位取得者、つまり高学歴者が異常に多くなった。これにより、当時の angry student たちは長期的にすごくトクをしていて(シグナリング理論、ホントの実力は観測不能なので学歴がモノを言う)、その恩恵は彼らの子供にも及んでいるといった分析(高学歴→高収入→子供に多額の教育費→子供も高学歴→)。日本では東大が入試を中止した年。この年だけ東大入学者がいないことの経済効果はどんなものでしょう。美しく^^;単純化すると、自己否定で自滅した自虐的な日本のエリート学生と、社会改革の名分で私利私欲を合理的に計算したフランスの学生? で、このあと、大講堂へ移動して、傘を盗られる。横の席に置いて気が付いたら隣の人が持ち逃げしていた。さすが、欧米の経済学者は、目のつけどころが違いますネ^^。帰りに、傘がわりに買った新聞 The Times に、ナカタの英語インタビューの記事を発見(ごりっぱ)。

あと始末3 - 銀行

銀行、ロイズ銀行が 8/10 から口座維持費をとると言い出したので、ここの口座は閉じることにした(もちろん、維持費不要の口座を他に持っているので)。しかし、8/5 に閉じたはずの口座が、8/14 になってもオンラインアクセスできて、8/9 の時点で利息がついている。これ、次のような魂胆ではないかしらと訝る。残額ゼロにして閉じろと要求 --> 次の口座維持費の引き落とし時点までわざと閉じずに放っておく --> 口座維持費が引き落とされて赤字になる --> 赤字になると永久に閉じられない --> 赤字には目が飛び出るほどの利子がつくから、こちらが気づかぬうちに、どんどん雪だるま式に赤字が増えていく --> 既にとっくに閉じたはずの口座から数年後に巨額の請求がくる。そこで(高校数学IAの)計算^^。口座維持費を(月あたり)α、年金利を R とすると、(月複利で) t 月後の赤字は {α*(1+R/12)^t-1}/(R/12) となる。8月10日から導入される口座維持費は£4、年金利は最低でも25%くらいとすると、1年後には£54、5年後には£470、10年後には£2088の赤字。きゃあ~こわい・なんとかしなくちゃ^^;

(その後)Aug/19 Bicester 支店(口座クローズを依頼した支店)を再訪。未だ閉じられていないがどういうことか?「私たちは、確かにあなたの書類を本店に送っている」。いつ送ったんだ?「8/5 には送っている」。ほんとうか?「ほんとうだ」。もう一度聞く・ほんとうか?「ほんとうですわ!」Aug/23本店に電話。未だ閉じられていないがどういうことか?「書類など届いていない」そんなはずはない・ちゃんと調べてみろ。(5分間ほど電話口で待たせたあげく)「昨日 Bicester から依頼書が届いていた。明日、閉じる。」Aug/27 口座を閉じた旨の手紙が届く(4ペンス=8円の小切手同封)。まぁ律儀なことだけれど、郵便料金30p=60円で、8円分の小切手を送ってくる神経がどうにも理解できない^^。そもそも、この8円は、Aug/5 に私が口座クローズを依頼した時にすぐに閉じていれば発生しなかった利息。

あと始末2 - 役所

役所、7月末に地方税の再計算を依頼(8月末で出国する旨の証明を添付して再計算依頼書を提出)。待ちこがれて昨日やっと届いたのは、来年3月までの地方税の再請求書・・・;;もうあと10日だぜ。これはもう放っておく。知らん。

(その後) Aug/30 家を明け渡す当日の朝に、ギリギリで再計算書が届いた(£9.6の追加徴収)。早速 cheque を切って書留(£2.2)にて郵送。無事に終了。

郵便 Last One Mile

イギリス人が好む曲、エルガー「希望と栄光の国」。これネ、「怠け者と詐欺師の国」Land of Shirkers and Swindlers なんていうパロディを誰か作ってないのかな(自分のことをタナにあげるなって?そうです、すみません^^;)。というのも、帰国のための後始末。こうなることは十二分にわかってんだけど、イギリス人のトロい・セコい・ズルい仕事ぶりに、あいもかわらず、キレまくり;;怒りをしずめるサンドバックがほしい。日本の業者(日本通運、SwiftCall、AIU傷害保険)がキチンと仕事をしてくれるのが、唯一の救い;;

一昨日、BT(電話)、BG(British Gas、ガス・電気)、Wanadoo(ISP)に電話。電話とブロードバンド接続を帰国ギリギリまで使えるようにしておきたかったんだけど、問題は Final Bill(の精算)をどうするか。各会社の Web サイトにアカウントを作って銀行口座からの自動引落としで支払いをしてきたので、何の問題もないだろうと思っていたのだが・・・そうではないのですネ、これが;;。最終精算の結果、払い戻しの必要があれば小切手を郵送するという(そうなるに決まってるだろ、まともなメータ reading もしないで適当に課金してくるんだから^^;でも不思議なのは、不足分が出たら銀行から引き落とすんだよね^^;引落と払戻では銀行手数料が違うのか?)。でも、まぁ郷に入ればなんとやらで、仕方ない。でも、郵送してもらっても私はもうイギリスにはいないのよ。BG については、不動産屋があと始末をしてくれるそうで、敷金の返却の際に精算してもらえる様子(これもどうせ頼りにならないだろうけど;;)。問題は BT 。 BT のお姉さんは、「郵便局の転送サービスを申し込んでおけば日本まで転送されますよ」。そら来た、アホかいな。Royal Mail 世界最悪の怠け者集団^^;Royal Mail の「転送サービス」とは「廃棄サービス」に他ならないことを私はよ~く知ってるんだよ(マンチェスタでの経験から)。しかし、「この国の郵便など信用できるか」とストレートに言うわけにもいかず、「日本まで直接送ってもらえないか」と頼んで、何とかOK。ただし、BT は、オペレータの返事はいいんだけど、そのあとの実際の仕事は論外にトロい。端金は恵んであげるからさ、せめて回線くらいキッチリ切っておいてよね;; そういえば、一昨日は、日本の傷害保険会社(パリ支局)にも電話。例のオランダでの捻挫治療(まだ治らない;;)の保険金をどうやって受け取るか。相手は、「小切手を郵送する・まだ8月末まで2週間あるので、パリから送れば、いくらなんでも届くだろう」というのだが、そんなものぜっっっったいに届くはずがない。こちらは銀行振り込みにしてもらう。

この一年のあいだに私も、Amazon からの書籍購入や雑誌(Economist)の定期購読などで郵便不達をずいぶん経験したが、郵便のことをヒドく言う人は実に多い。特に、Home Office へのビザ(延長)申請。パスポートを郵送してそれっきり何の返事もなし・パスポート紛失という事例をかなり聞いた(日本人だけでなくイギリス人からも)。要するに、郵便という基本インフラが、ズタズタのボロボロでまともに機能していないということ。したがって、郵便 Royal Mail / Percel Force が絡みそうなことは、一切、避けなければならない。たとえば、インタネット通販などは、この国では一切利用すべきではないのである。インターネットの Last One Mile というのは、幹線からユーザ宅までの回線をどう高速化・低廉化するかというネットワーク物理層の問題。この国では、日本よりはるかに遅れて DSL が普及しはじめているが(下り1MBで18ポンド=3600円が主流、トロいの木馬)、本来の Last One Mile Problem に加えて、まことにアホらしくなるような別個の Last One Mile 問題が存在する。それは、インターネット通販などがいくら便利でも、最終的に品物を配達する郵便がまったく信用できないという、日本では思いもよらないバカげた問題。

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